カテゴリ:考古学
と言いましても私の専門外
先週金曜の佐々木先生授業(環境考古学)にお邪魔して 土器の圧痕レプリカ法の実習を見学させていただきました 調査した資料は山梨県諏訪原遺跡と中屋敷遺跡第7・8次調査の土器 写真上左から右に1→2→3・・6 1、土器片に種子や穀物などの圧痕があるか探します 疑わしい穴があると顕微鏡で確認 可能性がある穴のレプリカを取ります 2・3、樹脂の用意 溶剤を混ぜます(20秒で硬化するらしい) 4、用意できた樹脂を注射器に入れ、 圧痕とおぼしき穴の中に注入 5、採取したレプリカ 左から 大豆、あずき(だったかな・・・)、どんぐり 6、どんぐりの圧痕とレプリカ レプリカを顕微鏡で観察して佐々木先生が「大豆」「どんぐり」と同定 諏訪原の土器を良く見ると大きな穴があちこちに マメが結構付着した状態で焼かれたようです 一方、中屋敷の土器の穴は小さくてレプリカを取るのが大変そうでした こちらはアワ、キビの類だからね 炭化米は出土しているのに現時点でイネの圧痕は見つかっていないんですよ 実習で見つけていただけるといいんだけど 圧痕の同定から古環境の復元や古代の人々の植物利用を探ることができます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年06月17日 01時08分35秒
[考古学] カテゴリの最新記事
|
|