|
テーマ:自転車(12745)
カテゴリ:自転車事故・盗難
三重県警が全国に先駆けて自転車の交通ルールやマナー違反がどの程度かの調査を始めます。
<自転車の違反行為> 自転車で車道を逆走すること、2台以上が横に並んで走る並進、無灯火運転、二人乗り、傘差し、ヘッドホンの使用、そして、携帯電話を操作・通話することは全てが違反行為です。 当ブログでは、過去にも『自転車通勤実践テクニック~逆走自転車をかわせ!~』や、『自転車通勤実践テクニック~交差点は本当に怖い!~』などの記事において違反自転車への対応策を考察してきました。 <増加する自転車事故とその対応> 違反を見つけたらその場で検挙する自動車と異なり、自転車の場合は「警告」で済むことがほとんどです。 その結果、自転車が当事者となる事故の割合が増加しつつあります。 中日新聞7月31日夕刊一面の報道によると、三重県内の交通事故死者数は1999年の204人から2008年の110人へと半減したものの、自転車に乗車中に無くなった人数は16人で変化がないとのことです。 つまりは、自転車運転者の死亡事故比率は7.8%から14.5%へと2倍近くに上昇しているのです。 また、2008年の同県の自転車の人身事故件数は1590件と10年前に比較し10%以上増加しています。 ところが、自転車の違反件数に関しては警察庁にすら統計資料がありません。 そこで、三重県では、緊急雇用対策の一環として、交通安全協会を通じて失業者によるこうしたルール違反やマナー違反を調査し、今後の取り締まりや危険箇所の洗い出しに利用するとのことです。 <遅れている自転車の安全啓発とインフラ整備> この記事を読んで失望したことは、この三重県の試みが日本初であるということです。 毎日自転車通勤をしている身としては、逆走・無灯火・並進・傘差し・二人乗りなどの無謀な運転をする自転車にはいつも、とても脅かされており、実際に何度もそうした自転車にぶつけられて不快な思いもしました。 何よりそうして自転車の運転をする人は、それが違反行為であることすら知らないのではないかと思えるのです。 今回の三重県の試みは、とりかかるにしては遅すぎるとは言え、やっと重い腰を上げた最初の自治体として期待するべきだと思います。 これが全国に波及して、自転車の交通ルール尊守が確立すれば、現状の自動車中心の交通インフラについての矛盾が浮き彫りになり、自転車のことを考慮した道路整備が進む一助になると思われます。 車道を走るのが原則の軽車両が、実際に車道を走行するとどれだけ危険を感じる道路が多いことか。 例えば、路上駐車によって本来自転車が通るべき部分が塞がれていることにどういった対応をすればよいのか。 そもそも、歩道走行を原則禁止といいつつ、横断歩道の自転車通行帯が歩道につながっている事の矛盾に気が付かないのは何故なのでしょうか? これらは、明確に交通ルールを理解して実際に自転車で車道を走らなければ分からないことです。 <参考書> 交通ルールに基づいて安全に自転車に乗るための参考書としては以下のものが秀逸です。 価格は777円ととてもお買い得です。 自転車の安全鉄則 ランキング参加中。クリックご協力お願いいたします。(別ウィンドウが開きます) ↓ ↓ ↓ ↓ お陰さまで にほんブログ村 自転車 昨日確定順位32位(通勤・通学部門2位) 人気ブログランキング 自転車・サイクリング20位です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[自転車事故・盗難] カテゴリの最新記事
|