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文具屋おっちゃんのひとりごと

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2005年07月12日
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カテゴリ:まちづくり
八幡浜みなと夏まつりとしてスタートしたアップテンポの踊り競演大会で、同じ四国にある徳島の阿波踊り、高知のよさこい踊りに追いつき追い越せと毎年趣向を凝らしており、第1回目の竜童組コンサートin出島特設会場は伝説となっている。
 最近になって運営主管が八幡浜青年会議所から市民有志となり、八幡浜市民のまつりとして進化していると思う。

主催は「みなと祭り協賛会」で、商工会議所の影が濃く写るものの基本的には八幡浜市民が民間活力でやってしまおうというイベントである。青年会議所が主管(運営管理)をやっていた時代は直前理事長が実行委員長のポストにあたり、強力なリーダーシップで組織力を最大限に活かし、準備から片付けまで取り仕切っていた。本当に物凄い仕事量で、参加者を集めるためのポスター作製、各事業所・学校へのPR、広告塔設置、土曜夜市でチンドン屋さながらの宣伝活動、街宣車に乗って郊外を走り回り、参加者が揃ったら踊りの講習会を開催。市民サービスとして昼間にイベントをやろうということで、お祭り村の企画・ゲーム大会・マグロの解体・山草展など各種催し物の開催など盛りだくさんの内容で、「夏まつり」を演出していた。
なかでも記憶に残っているのは北浜グランドでステージを2日がかりで組み上げたり、踊りが終わって会場となった臨港道路を日付が変わる深夜まで片付け・清掃して、翌朝9時にまた集合。ゴミを捨てに行ったり、ステージの部材を倉庫に収納しに行く・・まさに休むことなく全員が獅子奮迅の活躍をしていた。
踊りが終わって一生懸命片付けをしているときに、他団体が喫茶店など涼しいところで慰労会をやっているのを見かけると、うらやましいとは思ったが自分のやっていることが嫌だとは思わなかった。自分たち若者が率先して行動しないと祭りはできないし、八幡浜の活性化にならないとの自負があった。

もちろんこれだけのイベントを手弁当でやるからには、少なからず家庭や仕事を犠牲にしなければならないし、私の場合でいうとコピーの修理が今日行けず、明日の始業前にやっときますというのが相当数あった。それでも気は心。お客様はわかってくれるもので、「なにやっとんのや!さっさと早く直しにこんかい!!」という所はなかった。お客様も市民の祭りに協力してくれているのである。

夏のイベントといえば、お馴染み消防団の操法大会も丁度この時期で、昼は夏祭りの準備で打ち合わせの会議をしたり、事業所のPRに回って、夕方以降は消防操法の練習でホース投げ、水出し的当てをやっていた。なので現実的に仕事ができるのは午前中か午後の打ち合わせが入ってない時間しかなく、それこそ時間をやりくりしていかに段取り良く仕事をこなすか、まさに修練だった。

いま「修練」という言葉がでたが「修練・奉仕・友情」が青年会議所の3信条で、どんな困難でも「英知・勇気・情熱」で乗り越えようという、簡単に言えば「若いモンは馬鹿になってやれ」ということである。

前置きが長くなったが、現在のTEYATEYAウエーブは事務局が商工会議所にある関係か、商工会議所青年部が中心となって運営されているようだ。それで昨日のイベント部会で、これは青年部の事業なのか、ボランティアで任意参加なのかという質問が上がったらしい。
実はとっても短気な私がその場にいたら「やる気がないんだったら帰ってください!」とひとまくりするが、丁寧に大人の回答をすると「みなと祭り協賛会の事業に青年部が運営協力」である。非会員の私がここまで論じる是非は別にしてもらって、自分たちの選んだ会長が「積極的に参加してくれ」と要請しているのだから、四の五の言わずに「わかりました」と気持ち良く進んで協力するのが筋であろう。協力するのに仕事が忙しいとか親の介護で時間がとれないとか言うのは別の話である。

視点を変えよう。夏まつりのイベントは青年部のいろんな業種が集まった、いわばジョイントベンチャー(共同企業体)として、ゲーム大会、コンサート・ライブなどの事業をしてお客さんを集めようという「商売」である。収益が自分のフトコロに入らないだけである。商売人として、いかに面白い企画を立てて上手に宣伝広告をし、お客さんを集め、喜んでもらってお金を落としてもらう。充分商売人の勉強になると思う。それが自分個人の資金ではなく、市民からプールしたいわば人の金でできるのだから結構なことであろう。

スタッフの皆さん頑張れ!!





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最終更新日  2005年07月12日 12時10分19秒
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