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☆木漏れ陽の中のちーたんコ☆

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November 20, 2006
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テーマ:徒然日記(22903)
カテゴリ:カテゴリ未分類
私が大学院までいって
学ぼうと決めたきっかけの
そのもう今は亡き師匠は
当時その大学で大きな権力を持っている人でした。

同じ国文学の先輩方は
この教授に随分悩まされていたようです

レポートや論文を
落とされ単位を取れずに
卒業まで延ばされていた・・・と聞きます

私はどういうわけか
どれも一発合格だったので
そんな話も
耳に入ってはきても
実話には感じていませんでした

そんな教授にも
栄華盛衰・・・
退官の時期が来たんです

私にそっと国文学をそれも和歌を続けるようにとある時
諭されました

私は・・・その時
この道を歩こうって決めたんです


その教授のいる大学院を進められましたが
教授には
ぴったり寄り添う女性がいて
その方の誤解は
私が女である限り続くだろうと考えて
私は東京の某大学院に入ったのでした


教授とその女性は
どんな関係だったか?なんて
私はどうでも良かった

純粋に文学を愛し始めていたころでした


教授が亡くなったと伺ったのも
この女性からの電話でした
悲しかったのでしょう・・・・


最近、ふとある駅でこの女性を見かけました


髪の毛が長く
色白でスレンダーだった彼女
今はどこかの助教授に昇格され
どこかの同じ立場の方と
不倫をしているとききます

もうすっかり歳を取られておりました
幸せなのかはわかりませんが
この秋風をどう感じているんだろう
とふと
思いました


人の一生というのは
なんと儚いものなんだろう
と思いました


芭蕉の句に
野ざらしを
  心に風のしむ身かな


芭蕉の紀行文には最後の「奥の細道」まで5つあります
その中の「野ざらし紀行」の冒頭にあるものですが

芭蕉は旅に出る時
いつも文無し・・・
芸術はお金がある時には完成しないと
清貧に甘んじる時に
こそ生まれると考えていたと聞きます

俳諧を和歌以上の芸術になしえた
根幹だったのでしょう

秋風にさらされ、もしかして野に倒れるかもしれないと覚悟した
旅の始まりには
秋風はひんやりとして身に沁みるものだったに違いありません

どんな運命が待ち受けていても
動じることなく
我道を行く・・・・

私は彼女に
一人で生きる女の
力強さをみました


えっ??
だからと言っても・・・・
私の場合はどんな素敵な男性でも
きっと愛は独り占めの
タイプだから
寄り添う他の女の匂いのする人は
絶対ダメだけど・・・・w

結局
私は我道の袋小路にはまり・・・
未だ出られず


さあ~~
今日も身に沁みる秋風を
全身に感じながら行ってきます(^。-)-☆












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Last updated  November 20, 2006 09:09:56 AM
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