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テーマ:たわごと(26728)
カテゴリ:ニュース読んで徒然・・
小学生の頃 選挙になると少し変った選挙ポスターがあるが気になった。
日の丸の上に小学生には少々難しい漢字と言い回しの文字だけ。 他の候補が綺麗なカラー写真と候補者名に キャッチコピーという造りなのとは一線を画していた。 候補者名は『赤尾敏』と書いてあった。 断っておきますが、私は赤尾氏のことをこれまで調べようともしなかったし 信奉しているわけでもない。 何を主張していたのかは 『右翼』という単純なくくりでしか観ていなかった。 国会議員だったことも今日まで知らなかった。 ただ、今朝出勤前に見た政見放送を見ていてなんとなく思い出したんです。 大体にして 私は民主主義というモノが『多数決』や実質的に『資本主義』によって成り立っていることをBestとは考えていない。 多数にはいればメリットにあやかることも出来るし、社会的には安定する。 しかし、大衆迎合型の政治は人気はあるが大事なものが抜け出ていく。 少数派の意見であっても妥当性を検討し、大勢に誤りが無いかのチェックポイントとすることは必要。 アンチが無ければなかなか『自分たちの常識の妥当性』を検証することなど出来ないのだから。 さて・・・ ご本人は『泡沫候補』として立候補しているわけではないので甚だ失礼なタイトルであるが、新聞などのメディアからはほぼ除外されているという現実を踏まえあえて『泡沫候補』・・・いわば少数派の意見として注目しておきたい。 2011東京都知事選政見放送 ふるかわ圭吾 少し調べると介護会社の会長さん。 Blogなんかを観るとエリート街道の人ではないですが、自分の足で歩いてきたのが感じ取れるごくまっとうな人物と感じます。 が・・・短時間の政見放送では相当誤解されたのではないかと感じました。 初っ端から攘夷(この”夷”は古代中国で、東方の未開人の称なので狭義からすると逆)論を展開。たぶん意図的。 その後の公約を見るとパチンコの換金停止、仙台でのオリンピック誘致、築地移転不要、カジノ・・・・。 このあたりは正直個人的にも賛否ありますが、新銀行などは国策との背景問題を無視して語られているのは少々残念でした。 銀行への外形標準課税等 過去流れてしまっている争点は今回殆どの候補が無視しているし・・・。 通名の禁止に外国人の土地売買の制限などはそれっぽいのでしょうが、コレは大部分には国政レベルでの問題。 竹島や水源地の確保問題を含めて考えると現地法人の買収やトンネル会社の問題まで言及しないと本質的には解決しない。穴が多い。 が、このあたりを問題提起するのは必要なこと。 さらに古川候補の問題提起に対して在日や中韓狙い撃ちで排斥する攘夷が適正であるかの判断が必要かとも考えます。 在日にしても1世、2世からその先の世代になっている。融和も存在しているわけで・・・。 そして尊皇攘夷が無理とわかった維新志士が選んだ道は・・・。 先日シンガポールで外国人労働者の制限のニュースがありましたが少子化の進む日本・・・これは中韓、台湾等も同様ですが、将来的な選択肢の問題として”今”の単純な攘夷はNoと考えます。もちろん部分的な外国人の権利制限は必要でしょうが。 (将来の選択肢:前の日記参照)長くなるので以下割愛。 さて、この候補の言葉でよくよく振り返って見なければならないのは最後の部分。 最初の攘夷論でこの部分に着目してもらえないのなら古川候補にとっても有権者にとっても多大な損失であると思います。 「私は皆さんに清き一票を入れてくれというお願いは一切いたしません。 よく考えていただきたい。 お願いするのは国民の皆さんのほうではありませんか? 自分の代わりに、命がけでこの国を良くしてくれと 政治家にお願いするのは国民の皆さんのほうではないでしょうか? 私は政治家にはなりたくてなるものではなく ならざるを得ないからなるものだと私は思っております。 だから私を政界に送りたいと思えば票を入れれば良いですし、 送りたくないと思えば入れなければ良い。 それだけです。 私は一切、お願いいたしません。 皆さん、一度、真剣に考えてほしい。 元アメリカ大統領ケネディの言葉じゃないですが 国が、都や政治家が・・・自分に何をしてくれるのかを考えるのでは無く、 自分自身が身近な人や、地域や、都や・・そして国のために 何ができるのかを・・・考えてほしい。 以上です。」 眼から鱗・・・というと大げさかも知れませんが、政治の問題点を如実に示していると感じました。 古川候補が今回限りの立候補なのか この先赤尾敏のようになるのか、それとも本格的にいずれかの党から政治家になるのか・・ それは分かりませんが(既に落ちたように書くのも失礼ですが)、相応しいと思われる言葉をお返ししたいと思います。
「愛国運動」を「政治活動」や「親としての責務」に置き換えてみてください。言っていることの妥当性は判っていただけると思いますよ。 ある程度以上の年齢層は政見放送や選挙報道で、それ以下の層はそれこそ知名度や印象で判断することになる。
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最終更新日
Apr 6, 2011 01:12:28 AM
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