「右ハンドル車規制緩和」 プノンペン 晴れ
現地の新聞によると、右ハンドル車に対する規制を緩和する法案が近く可決される見通しらしい。どういう規制がかかっていたかというと、「原則的に、右ハンドル車の輸入を全面的に禁止」するというもの。1995年から、全面禁止されており、それ以前に輸入された車にのみ右ハンドル車の使用が許可されていた。カンボジアの地方を結ぶ幹線道路はいまだ一車線の為、追越をする場合対向車線にはみだしてしまい、右ハンドル車だと、対向車の有無を確認する為に対向車線にはみだす割合が多く、正面衝突の危険性があるから、というのが禁止になった主たる事由だった。しかし、現在プノンペンでも、95年式より新しい年式の右ハンドル車がナンバーもつけず(ついていても政府ナンバーだったり警察ナンバーだったりと特権車両のみ)に街中を走っているのを見かける。明らかに密輸入車であり、輸入関税を正規に払っていない。パイリン特別区のタイとの国境に限り右ハンドル車両の輸入を許可されていた時期もあったようだが、そこも今は閉じられている。一部噂では、アメリカ西海岸に移り住んだカンボジア人による日本から安価で輸入される中古車両に対する圧力であったとも言われていた。その右ハンドル車が、今のところは、現在輸入されている車両に限り、右ハンドル車使用認定税のような税金を支払えば正規の輸入車同様堂々と街を走れるようになるという。現在交通事故の三分の一が右ハンドル車両によるものだが、そのほとんどがスピードの出しすぎや飲酒運転による事が多く、「車両運行マナーさえ守っていれば、右ハンドルだからということで、事故を起こすという事には、ならない。」というのが、首相の意見だそうだ。確かにその通り。ただ、その交通マナーが非常にひどいカンボジア。緩和する事で、さらにマナーがひどくならないかと心配になる。このまま緩和が進み右ハンドル車両の輸入も開かれるようになれば、タイや日本から安くて程度のいい車が輸入されてさらに街中渋滞という事にもなりかねない。もっと今は、きちんと法律やルール、規則で締めておいたほうがいいのではないかと思う。安くて程度のいい車に乗りたいという希望は私にもありますが…。さて、今日夕方出かけたついでに、「The Shop」という名のカフェに寄った。以前「The Shopのアイス」でも一度紹介しました。この前はテイクアウトだったのだけれど、今日は小腹が空いたのでちょっと軽食。チキンバーガーとミックスサラダ、マンゴラッシーとアイスラテ。パンが堅めだったけど美味しかった。