カテゴリ:エコロジーとその周辺
『肉食の思想』 鯖田豊之著 中公文庫に寄せられた
月尾嘉雄の解説からの引用です= 1973年になると、ノルウェーの哲学教授アルネ・ネスが哲学雑誌『インクワイアリー』に「シャローとディープ:長期の環境運動」という論文を発表し、自然において人間が特殊な地位にあるという思想では環境問題を解決することはできず、あらゆる生物は対等の関係にあるという生命圏域(バイオリージョン)平等主義を人間が受諾しないかぎり、環境は維持できないと主張し、これをディープ・エコロジーと命名した。 同年、オーストラリアの学者ピーター・シンガーは(中略)「動物の開放」という論文を発表し、すべての動物は平等であるという論旨を展開した。(中略)キリスト教的な人間中心主義に内部からも疑念が提示されるようになったことを明示している。現状では、一部の人々の指示でしたないが、肉食についての見直しは着実に陣地を拡大しつつある。 引用おわり= お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
September 10, 2008 03:22:47 PM
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