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2011.12.22
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カテゴリ:ミュージカル
「ウエスト・サイド物語」 West Side Story 1961年 アメリカ映画

監督 ロバート・ワイズ
出演 ナタリー・ウッド リチャード・ベイマー ジョージ・チャキリス
   リタ・モレノ ラス・タンブリン タッカー・スミス

 言わずと知れたミュージカル映画の名作です。米アカデミー賞を作品・監督賞をはじめ、10部門受賞しています。「ロミオとジュリエット」の物語を、現代のニューヨークの下町を舞台に作り替えたブロードウェイミュージカルの映画化です。

 ニューヨークのウエストサイドを根城にしている不良少年グループ、ベルナルド(ジョージ・チャキリス)率いるプエルトリコ系のシャーク団とリフ(ラス・タンブリン)をリーダーとするイタリア系のジェット団は、ことあるごとに対立していました。
 ベルナルドの妹マリア(ナタリー・ウッド)は、あるパーティで、元ジェット団のリーダー・トニー(リチャード・ベイマー)と出会い、一目で恋に落ちてしまいます。二人は周囲の目をしのんで、逢瀬をしていました。
 ある夜、シャーク団とジェット団は、ふとしたことでけんかになり、リーダー同士のナイフによる決闘になり、ベルナルドがリフを刺し、カッとなったトニーはベルナルドを刺してしまいます。
 ヤバいと思った、両グループのメンバーは、その場を逃げ出します。
 トニーは、けんかを止めようとしたのに、はずみとはいえ、人を、とりわけ最愛の人の兄を殺してしまったことにショックを受け、マリアの所へ逃げていきます。しかし、ベルナルドの彼女アニタに見つかりそうになり、再び逃げ出しますが、騒ぎを聞きつけてきた警察に倒れてしまいます。
 くだらない意地の張り合いの結果、兄と恋人を失ったマリアの攻める言葉に、一同は返す言葉がありませんでした。

 というように、お話は非常に単純でわかりやすいです。「ロミオとジュリエット」の対立する2つの家を、対立する2つの不良グループに置き換えているのがお分かりでしょう、ストーリーもほぼ同じで、結末が若干違うだけです。

 ミュージカル映画ですから、やはり特筆すべきは歌と踊りです。
 マリアとトニーが非常階段(「ロミオとジュリエット」のバルコニーのシーン)で愛を確かめ合うデュエット曲“tonight”は、1番有名で、美しい曲ですが、僕はこの映画の1番の見どころは、群舞の素晴らしさだと思っています。
 シャーク団のみなさんが溜り場で、アニタを中心に、男女掛け合いで歌い踊る曲、“America”と、決闘の場から逃げ出してきて興奮するメンバーをジェット団のサブリーダーのアイス(タッカー・スミス)がなだめる“cool”、この集団で、歌い踊る2つの曲は、迫力があり、思わず引き込まれてしまいます。
 また、せりふが全くなしで、曲と踊りでシャーク団とジェット団の関係を紹介していくオープニングも秀逸です。男性ダンサーのかっこいい群舞に魅せられて、作品の世界に入り込んでいきます。

 ミュージカル映画は、今まで普通にしゃべっていたのに、いきなり歌って踊り始めるので嫌い、というタモリさんのような方は多いとは思いますが、こういう良質のミュージカルから入れば、その世界の素晴らしさが理解いただけるのではないでしょうか。





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Last updated  2011.12.22 07:06:12
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