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2012.12.15
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カテゴリ:アドベンチャー
ナショトレ2-1

「ナショナルトレジャー/リンカーン暗殺者の日記」 National Treasure:Book of Secrets
                          2007年 アメリカ映画
監督 ジョン・タートルトーブ
出演 ニコラス・ケイジ ダイアン・クルーガー 
   ジョン・ヴォイト ヘレン・ミレン エド・ハリス ハーヴェイ・カイテル

 ディズニーとブラッカイマーが手を組んだ、ニコラス・ケイジ主演の宝探し映画の第2弾です。今回の悪役は、僕が敬愛する演技派エド・ハリスです。

 アメリカ南北戦争終結後のリンカーン暗殺にかかわる、ご先祖の話を講演していた歴史学者ベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)のもとに、そのご先祖トーマス・ゲイツの名が書かれている、リンカーン暗殺犯ブースの日記の切れ端を自分は持っている、ゲイツはリンカーン暗殺犯の仲間ではないかと主張する男、ミッチ・ウィルキンソン(エド・ハリス)が現れます。
 先祖の汚名を晴らすべく、ベンは立ち上がります。
 手始めに、関係が微妙になってきている恋人のアビゲイル(ダイアン・クルーガー)と、友人の凄腕ハッカー・ライリー(ジャスティン・バーサ)とともに、ミッチが持って来た日記の切れ端を、解析していると、裏面に暗号らしき文字の羅列を発見します。
 どうやら暗号解読には、五文字のキーワードが必要だと気付いたベンは、ご先祖のトーマスの遺言か何かないかと、父親のパトリック(ジョン・ヴォイト)に助言を求めます。すると、トーマスは、“誰もが払うべき代償”という言葉を残していたことがわかります。
 キーワードは“DEATH”だとひらめいたベンは、暗号から、“ラブレ”“レディー”という言葉を導き出します。
 “ラブレ”とは、アメリカの建国100年記念に自由の女神を贈ろうと発案した、フランスの法律学者エドゥアール・ラブレであることに気付いたベンは、“レディー”とはまさしく自由の女神のことであると見当をつけ、ライリーとともに、パリのリバティ島にある自由の女神像を調べに行きます。
 パリの自由の女神像から、“レゾリュート”“双子”というキーワードを発見したベンは、イギリスのビクトリア妃時代の軍艦レゾリュート号の木材から作られた1対の机のことだとひらめきます。
 レゾリュート・デスクの一体は、バッキンガム宮殿にあります。彼らはロンドンへ跳び、パトリックから話を聞いたアビゲイルも合流して、ライリーのハッカーの腕をフル活用して警備システムを混乱させ、見事バッキンガム宮殿へ忍び込むことに成功し、机のからくりの中から、古い象形文字が刻まれている木片を発見します。
 ところがそこへ、ミッチの一味が現れます。ミッチは、パトリックの家へ忍び込み、パトリックの携帯のデータをコピーしており、ベンとパトリックの会話を盗聴し、情報を得ていたのです。
 ベン一行とミッチ一味は、ロンドン市内でカーチェイスを繰り広げ、その途中、街中のオービスに木片を撮影させ、ライリーにスコットランドヤードのCPにハッキングさせ、写真をゲットしたことにより、木片の実物はミッチ一味に渡してしまい、その場を収束させました。
 本国に戻ったベン一行は、木片の象形文字の解読のため、アメリカ先住民の研究家であり、パトリックの元妻(つまりベンの母親)エミリー・アップルトン博士(ヘレン・ミレン)の元へ、32年ぶりに元妻に会うことを渋るパトリックも伴い、向ったのでした。
 即座に象形文字を解読したエミリーですが、この木片は半分しかないと言います。ということは、残りの半分は、もうひとつのレゾリューット・デスクの中に、ということで、その机のあるホワイトハウスの大統領執務室へ行かなければなりません。
 アビゲイルに下心満載の大統領補佐官を色仕掛けでたぶらかし、執務室の机を調べるベンでしたが、目的の物はそこに無く、歴代大統領が引き継いで隠し持っているという、アメリカのあらゆる秘密が書かれた“大統領の秘密の本”(Book of Secrets)を示す紋章が押されているだけでした。

ナショトレ2-2

 この映画の原題の副題が“Book of Secrets”(邦題の副題とはちがいます。)ということで、“Book of Secrets“が登場するまで、あらすじを書いてしまいました。でも、ご安心ください、ここまででまだ半分くらいですから。まだまだ見どころはたっぷりです。

 ということで、前半は暗号に次ぐ暗号で、例によって、いや、前作にも増して、ベンが恐るべき速さで暗号を解き続け、極めつけは、大陸の先住民のアステカ文字(?)を、資料とかを全く見ずに、瞬時に読んでいく、なんとご都合よく登場する、古代言語学の教授、ベンの母親エミリーです。(なるほど、ベンのこの能力は、母親譲りであったか。)
 かくして、古代アメリカ先住民のお宝は、見事に発見されることとなるのです。
 しかも、今回は、アメリカ合衆国のみならず、フランスのパリ、イギリスのロンドンにまで足を延ばし、あろうことか、ロンドンでは、迫力ある(?)カーチェイスまで披露しています。そして、トイレにこもって、ハッカーの力を思う存分発揮するライリーくん(もちろん、相変わらずの、お笑い担当ですが。)や、色仕掛けで大統領補佐官を引き付けるアビゲイルなど、ベンだけでなく、他の主要メンバーも見どころが用意されています。

 しかし、なんで、あの日記の切れ端に名前があるとリンカーン暗殺犯の共犯になっちゃうのとか、なんでお宝を見つけるとご先祖の名誉が回復できるのとか、ロンドンの街であんなに傍若無人にいろいろとぶっこわして何もおとがめなかったのとか、思いっきりいやな奴然として初登場し、場合によっては手を汚すこともいとわないという感じだった悪役ミッチ・ウィルキンソン、なんで途中で性格変わっちゃうのとか、ベンの暗号の解き方って、ずいぶん確信をもって断定しているけど、他の解釈も十二分にできるんじゃないのとか、なんで大統領はあんなに物わかりがいいのとか、突っ込みどころが満載というか、非常に無理やり感が強くなってしまっている点が少し気になってしまいます。

ナショトレ2-3

 また、今回の1番の見どころは、やっぱり初登場の、ベンの母親エミリーでしょうか。見た目は小っちゃくてかわいいおばあちゃんですが、思いっきり気が強く、怖い女を、存在感たっぷりにオスカー女優ヘレン・ミレンが演じてくれています。
 しかし、あんなに気の強い女性、どうしてあののんきな父さんと一緒になったのでしょうか。そうか、やっぱりテキーラのせいなのね。(笑)
 このヘレン・ミレンという人、どんな女性を演じさせても常に目立ちまくって場の空気をすぐに自分のものにしてしまう、恐るべき方です。
 前作に引き続き登場する、FBI捜査官セダスキー(ハーヴェイ・カイテル)、出番も少なく、いいところが全くなく、せっかくのベテラン・オスカー俳優が、もったいないなあと思ってしまいました。

 でも、やっぱり勢いというか、テンポが非常によく、ついつい画面に引き込まれてしまい、あっという間の2時間余でした。まあ、細かいところは気にせずに、純粋に娯楽作品を楽しむ姿勢で臨むのがいいのかなと思います。





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Last updated  2012.12.16 07:38:55
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