金鐘山寺~皇太子~クイーン
この寺の名前に憶えのある方は、かなりの奈良通(こういう言葉があるのなら)です。恥ずかしながら私が知ったのは最近です。東大寺の前身となるお寺で、聖武天皇が早世した皇太子基の霊を供養するために後に東大寺の境内となる敷地に建立されました。皇太子は"the Crown Prince" 皇太子妃は"the Crown Princess" "crown"(王冠)のついた王子、つまり将来の王位(crown)を約束された王子の意味ですね。当のイギリスの皇太子のことは"the Prince of Wales"といいます。ウェールズ(Wales)は、グレートブリテン(Great Britain)島の南西部、つまりイングランドのお隣にあります。ご存知でしょうがイギリス、UK(United Kingdum)は England, Scotland, Wales, Irelandの四つの地方からなり、「連合王国」の名から判るようにもともとはそれぞれ別の国でした。その名残でサッカーやラグビーでは今でもそれらの名前を使っているようです。UKの言葉は英語の勉強を再開するまではなじみのない言葉でしたが、イギリスを英訳する言葉としては"England"よりこの"UK"の方がふさわしいようです。米国人が本国のことを"(United) States"というように、英会話の先生はロンドン(England地方)から来ているけれど、本国のことを"UK"といいます。話がそれましたが、皇太子を意味するプリンス・オブ・ウェールズから、場所の名前を使うところが日本にも通じるような気がします。日本では古典では皇太子のことを「東宮」と言うでしょう。これは皇太子の宮殿が皇居の東にあることに由来し、皇太子の宮殿の意味とそこから皇太子を示す敬称になったのです。ちなみに「春宮」の字を当てることもありますが、こちらは中国の五行説で東は春に当たることに由来するそうで、「はるのみや」とも読むそうです。チャールズ皇太子がウェールズ地方に住んでいるとは思えないけど、イギリスの王位にもきっとなにかしの経緯があってこの名前になったのでしょう。6世紀の伝説的なブリトン(Britain)王アーサー王はウェールズ出身だと永く言い伝えられてきたようです。これも一因かな?詳しいことをご存知の方いらしたら教えてください。"Briton"と"Britain"は同音Briton:「ブリトン人」ローマ軍が進攻した時Briatin島の南部に住んでいたケルト(Celt)族。「英国人、イングランド人(Englishman)」の意味も。Britain:「大ブリテン島」のこと。England, Scotland, Walesからなる。形容詞は"British" 「ブリティッシュロック」懐かしい!でも例文検索で引いてもでてこない。"hard rock"ならコウビルドで一つだけ見つかりました。"Freddie Mercury was a flamboyant star of the British hard rock scene."flamboyant:燃えるような、華やかな「燃えるような」?あぁ、flammable「燃えやすい」 10月7日の日記 Waste CalenderのコメントでUraraさんやjune17thさんに教えてもらいましたね。"flame"(炎)の仲間ですね。復習にもなるし、なんといってもクイーンもでてくるし、わが電子辞書(SR-T6700)に惚れ直してしまいました。(*^o^*)ところで、ブライアンがフレディに代わるヴォーカルを見つけて全米ツアーをするという噂を聞きましたが、どなたか詳しく知っている方いらっしゃいませんか?東大寺の話から脱線著しくてごめんなさい。m(_ _)m