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だだもれ堂筆記

だだもれ堂筆記

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2010.02.12
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カテゴリ:旅行けば
日本海側では、今年はかなり雪が多いというニュースが続いた。
夫は日本屈指の、というか世界的にも豪雪地帯の出身で、雪の壁の間を人が歩くとか、玄関が雪に埋もれるので2階から出入りするとか、毎週末は屋根の雪下ろしをしないと家が潰れるとか恐ろしい話をする。
私の出身地は最近は多くてせいぜい5、60cmぐらいしか積もらないが、寒いだけに雪は1月に降ったのがそのまま根雪になってアイスバーンと化して市内全域が凍りついた雪でスケートリンク状態になり、2月中旬までは降る雪は粉雪、3月4月の春先に時折重く湿った雪が降るのが鬱陶しい、という認識。
夫と私の間には雪についての認識に暗くて深い溝があるが(笑)、いずれにしろ2人とも冬の雪は雪掘り/雪かきだのスノーダンプだの、どうしても大変な方に思考が行ってしまい、とても喜んでいられない。ただし、この不況で経営が大変なスキー関連業者にはご同慶の至りではある。

息子は(親の出身地に比べればずっと)温暖な関東地方で育っているので、雪で遊んだ経験があまり無い。北海道に帰省した時には遊んでいたが、粉雪なので基本的に雪だるまを作ったり雪合戦をしたり、ができない。スキーには最高なんだけど。

という訳で、祝日を利用して夫の故郷の魚沼方面に行ってみた。湿雪ならばスキーには向いていなくても雪だるま作りや雪合戦など、雪遊びにはもってこいだ。
新幹線で一気に走り抜けるのは楽しくないし、鉄の息子は在来線に乗りたがっている。上越線にまだ奇跡的に生き残っている特急水上で水上まで行き、その後各駅に乗って越後湯沢まで行くことにした。群馬と新潟の県境には鉄にはつとに有名なトンネル内の駅、湯檜曽と土合があるし、新潟に抜けてからは白銀の中を走る列車の写真が撮れるからか、水上からの各停には撮り鉄(鉄道写真マニア)の皆さんが結構乗っていたのにちょっとビビる。

国境の長いトンネルを抜けると、そこは雪国だった。
水上までは雪はあってもそれほどではなかったのに、トンネルを抜けると一気に風景が真っ白に変わる。車内から歓声が上がっていた。

雪

ほくほく線に乗り換え、十日町に行く。
この数日、暖かく雨が降っていたせいなのか雪がずいぶん融けている。とはいうものの、雪かきをしていないところにはまだまだ2mほどの雪が残っている。さすがだ。
しかし雪があるのに暖かい、と私は感じる。雪があるのに路面が凍っていないことに驚愕。というか、道路の雪を融かすための消雪パイプが凍りつかずに水を出して雪を融かしているのがそもそも北海道では考えられない。これを北海道でやったらさぞかし見事なアイスバーンができるだろう。ちなみに私の故郷では水道管が凍りつかないよう、地下2mの深さに埋設している(笑

雪遊びの辛い結末(手袋や靴下やズボンや長靴がびしょびしょにぬれて凍りつきそうに冷たくなる)を体感していない息子は、大喜びで雪に向かって突撃。
時々腰までずぶずぶ雪に埋まりながら雪だるまを作ったりまったりしている親に向かって雪玉を投げつけてくる。

雪雪

「目玉用の石ってないの?」
「それを2mの雪の下から掘り出せるものなら掘り出してみ」
雪

≪十日町グルメガイド≫
十日町に全国展開のいわゆるファミレスは無い。無いが、地元のレストランがある意味ファミレスより強力な何でも来いレストランを経営している。ここのメニューはファミレスに一見似ているが、何か佇まいが違う。垢抜けないとも言えるかもしれないが、ここの料理はチェーンの大手ファミレスの規格化された無難な味ではなく、ハンバーグもホワイトソースもがっつりうちで作ってまっせ、という、30年前のレストランの気配が濃厚に残っている。
値段は最近の値下げ系ファミレスに比べると特に安くはないが、出てきた料理を見たらこれは激安だ、と思うに違いない。メニューの写真だとあんな巨大な皿や丼が出てくるとは予想できない。過小広告というべきか(笑)あれは体育部活系男子高校生を基準にしていると思う。感服しました。
ここだと量がカロリーがヤバいかも、ということならすぐ近所に魚沼名物へぎそばの名店、小嶋屋があるのでこちらで。ただし、ここも都内の有名そば屋のような上品な(けちくさい)量ではない。昔油断して注文しすぎて失敗したことがある。

クロス10という道の駅にはみやげ物を販売しているところがあり、十日町紬の小物や酒、お土産になりそうな工芸品やお菓子などかなりいろいろ揃っている。ここは見ているだけでもなかなか楽しい。隣接するキナーレには立ち寄り温泉もあって500円で入れる。

十日町を発つ前にもう少し雪で遊びたい息子を連れて行った神社。
雪

電車に乗る前にズボンと靴下と長靴を着替えさせた。実は相当冷たかったらしい。足が真っ赤になっていた。それでもすごく楽しかった、とハイテンションのまま電車新幹線と乗り継いだが、あえなく爆睡(笑

子供のためのスキーツアーもいいけど、雪の積もった野原に子供たちを何人もおっ放して好き勝手に遊ばせる、というのが子供には楽しいんだよねえ。だだっ広い雪野原に暖かく火が燃えている小屋とシャベルとかそりがあって、適当なかまくらを作ったり雪合戦したり、手足が冷たくなったら小屋に戻って手を温めて乾いた靴下に履き替えてまた遊びに行く、っていうツアーがあると良いなあ。プログラムなど無く、安全管理はした上で、子供たちはとにかくただ雪で好きなように1日(あるいは2日間)遊びまくる、って感じで。
親はもちろん暖かい小屋でコーヒーなど飲みながらまったり寛ぎつつ子供たちを眺めてるのだ。ただし、時々は雪合戦に参戦したり巨大雪だるまを作って大人の実力を見せ付けるのも良かろう(笑





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最終更新日  2010.02.13 01:59:09
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