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だだもれ堂筆記

だだもれ堂筆記

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2011.02.17
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テーマ:中国&台湾(3302)
カテゴリ:旅行けば
というタイトルでまず最初に思い浮かぶのは、中国人の友人知人の家でごちそうになった家庭料理。しかし実際は客として招かれているので、皆それぞれにごちそうを作ってくれていて、決して質素とは言えなかった。

だが一度だけ、本当に普段の食事をごちそうになったことがある。
鍵を室内に置いたまま宿舎のドアを閉めてしまい、合鍵を管理している事務室が午後開くまで知人の家に飛び込みでおじゃまさせてもらった(春先の、風の強い寒い日だった)。
たまたま昼食時だったので、知人は自分用に作っていた「合子」を急遽私の分も作ってくれた。

小麦粉を水で練って油を少し付けながら丸く薄く延ばし、直径20cmぐらいの餃子の皮よりちょっと厚めの「餅」を作る。
そこにニラと卵の炒めものを載せ、半分に折りたたんで周りを閉じ、中華鍋で皮に火が通るまで焼く。

塩で味付けしただけのシンプルな具だったが、焼きたての熱々の「合子」は美味しかった。


留学生の頃、時々行っていた大学の学生食堂。
テーブルのみで椅子は無く、食べる時は立ったまま、床もテーブルも汚くておよそ衛生的とは言い難いとんでもない環境ではあったが、とにかく安くてそこそこの味ではあった。
しかしここでまともなおかずを調達しようと思うと、早めに行くとか割込みの絶えない行列に並ぶとか、普通の日本人の神経ではちょっときつい事態を覚悟しなくてはならない。

そんな消耗戦が嫌な時に(たいていそうだが)よく食べていたのが「打鹵麺」。
コシの無いうどん(笑)に、とろみのある醤油たれをかけたもの。
具もほとんど入っていない、麺とたれだけの炭水化物炸裂メニューではあったが、これが何故か味付けが妙に美味くて、しばらく食べ続けていたことがある。
今となってはどんな味だったか思い出せないが、おそらくあれを食べた瞬間、ああこれだよこれ、と思い出すんだろうなあ。


成都北駅からそう遠くない、駅を背にして南に延びる道路をしばらく南下して右に曲がった通りの北側にあった、何の変哲もない早朝からやっている麺の店。店構えはちょっと大きかったものの、ごく普通の食堂のたたずまいだった。でも、朝まだ暗いうちから客でいっぱい。

ここの豚肉とザーサイの汁そばは、中国で食べた汁そば系の中でも3本の指に入る。
麺は中国人の嗜好に沿ったちょっと残念なコシの無い麺なのだが、スープがとにかく異様に美味かった。たっぷり入った千切りのザーサイと豚肉、絶妙な塩加減の熱々の醤油スープ。
成都も都市の大規模開発であのころとは完全に違う町になってしまっているので、あの店ももうとうの昔に無くなっているのだろう。でも、あれは本当に美味かった。


上海在住の友人が連れて行ってくれた街中のお寺。どこの何というお寺か、もう記憶が定かではない。以前ブログで書いたこともあるのだが、もしかすると上海市内じゃなくて友人が連れて行ってくれた蘇州か杭州のお寺かもしれない。

とにかくお寺なので、精進のものを素材に使う。
このお寺は麺料理が有名らしく、友人は「ここのしいたけそばが絶品だ」と言う。
そこで友人のおすすめを食べたのだが、これがまた友人の言う通り激しく美味しい。汁そば系の3本の指の2本目だ。
干しシイタケを使っているとはいえ、精進だしだけでどうやったらこんなにおいしいスープが作れるのだろう。しかも安いし。あれも本当においしかった。


他にもいろいろあるはずだが、今とにかくすぐ思い出すのはこの4つだなあ。
どれも団体ツアーじゃ食べられないってところが良いよねえ。
そういえば中国の安食堂とか安ホテルのレストランとかって、白酒(しろざけじゃなくて、強烈なニオイとアルコール度数を誇る中国の酒)のにおいが染みついてるよねえ。って誰に向かって言ってるんだか(笑





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最終更新日  2011.02.18 22:04:53
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