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テーマ:よしなしごと(638)
カテゴリ:要するに日記
首都圏に在住している高校の同期会があった。
引きこもり傾向がある上に昔は人見知りというか社交的な方ではなかったので、同期会参加メンバーのうちクラスが違う人とはほとんど話したことが無い。この分だと会場の片隅で地味にウーロン茶でも飲むことになるのか、と思っていたので、参加するのがちょっと億劫な気分だった。 しかし実際行ってみると、高校時代は顔は知っていても話したこともなかった人たちと盛り上がってしまった。 要するにみんなそれぞれに大人になってそつなく人と付き合えるようになったということであり、話したことは無くてもみんななんとなくお互いに顔は覚えていてああそういえば、という話で連帯し、同窓で同期という時間を共有した仲間という親近感もあったのだろう。 二次会に参加できないのが残念なほどだった。 そしてもうひとつ、高校の同期のFacebookのグループができていて、そこにひょんなことで参加して以来実際に会わなくてもそれぞれの近況やメッセージのやり取りがあったことも大きいかもしれない。もしこのグループに参加していなかったら、おそらく同期会にも参加していなかったと思う。 高校時代にちょっと気の合っていた同級生とも今回久々に会って、つくづく思ったのはお互い結局根っこは変わらんのだなあ、ということだった。上書きはされているけれど、30年前の自分は完全には消えない。 ただもうひとつ言えるのは、同期会に出てこられる人というのはそれなりに社会でうまく居場所を見つけられた人なのだな、ということ。社会的に成功していることは必ずしも重要ではない(男性は重視する人が多いのかな)けど、きちんと働いていてそれなりに暮らしが安定しているとか、精神的に充実している人じゃないと同窓会には出てこないものだ、と今回のメンバーから聞いてなるほどそうかもしれない、と思う。自分の生活が荒んだ状態で同窓会に出たいかって訊かれたらやっぱり出たくないだろうなあ。 帰宅してから高校のアルバムを引っ張り出して見てみたら、あまりの変貌振りにさっき一緒に話していた彼がこれだったのか、と愕然としたり(笑 何だかそれぞれに大人になっているみんなを見ていて、30年経ったんだなあ、としみじみ思った同期会。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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