カテゴリ:人生の、苦悩。葛藤。
前日記で書いた、ずぼら母のこと。 汚実家ついでに、 もうひとつ書かせて頂きます。
「食」のこと。
子供のころ、わたしは食が細くてガリだった。 兄弟に比べ好き嫌いが多かった。 もちろん好きな物なら、喜んでぱくぱく食べてたけど・・・。
母は、家族の好き嫌いを無いものとしていた。 好き嫌いを言ってもメニューは考慮しない。 選り好みするな、出されたものは全部食べろ。 たんと食え、そんなだからチビなんだ。 どーんと山盛り、皿に入れられノルマの強要。 いつまでも食事が片付かない、保育園に遅れる、お前だけ! と怒鳴られ殴られ・・・泣きながら吐きながら食べる。
子供のころの食事は、そんな記憶ばかり。
そもそも母の料理というのが、あまり・・・・。 ずぼら母の料理は、 やっぱりずぼらな料理だったようで。
親元を離れてだんだん気づいたんですよね。 母の料理・・・なんか違う?って。
下ごしらえなんてしてたのかな? 野菜、貝類に土や砂が残ってることがよくあり・・・・時々ジャリジャリ言うのが恐かった。 卵焼きに殻、もよく入ってた。 野菜→茹でるだけ。塩か醤油かけて終了。 魚→焼くだけ。 味噌汁の出汁、煮干がそのまま入ってて、生臭さと苦さがあった。 その他いろいろ・・・。
そして。 母の食べ方が酷かった。
がつがつと貪るように喰う。 口に入れたまま喋る。 くちゃくちゃ音を出す、重度のクチャラー。 シーッチャシーッチャと舌で歯に挟まったものを取る。 ゲップとおなら連発。これが食事時に集中。 嫌だと伝えても、ガハガハ笑うだけ。 米パン類を大量に食う。 貪るようにがつがつと、まるで餓鬼のようで一緒に食べるのが嫌だった。 そしてその後、台所でゲーゲー嘔吐。
ストレスだったんだろうね家事育児夫婦関係・・・・ 何年か続いた過食嘔吐。
当時は病院へ行くべきなんて想像も付かなかったし、 お母さんは変な人だから、って思ってた。 子供が意見できる家庭でもなかったし、その事はタブーな空気だった。 夫婦の事はわからないが、歪んだ状況を放置してた父も酷いよな。 母は辛かったんだ・・・・。
今、自分が母親となってみて、
毎日毎日毎日・・・・・休むことなく繰り返し食事を作って食べさせてくれた母は、スゴイと思う。 感謝と尊敬がある。 ずぼらでありながら、ストレスを抱えて、孤独で、 それはそれは大変だったろうなぁと思う。
それでも。 生理的に嫌なものは嫌、だったけど。
強要される食事。 品が無くガツガツと貪るそんな姿を見せられて、
心の奥底に、 「食」を不快に思うネガティブな感情が育った。
・・・・・・で、 母と離れた今は平穏か、と思うとそうでもないのが、
うちの旦那。
私と反対に、食事に対してもの凄くポジティブ。 食べることがとにかく好きで、 がつがつと貪るように食べる。 母ほど酷くはないが、ちょっとクチャラー・・・・・・。
結婚前の食事ではそんなじゃなかったはずが・・・ もう何の遠慮も無くなって、くちゃくちゃモチャモチャ音立ててます(涙)。
あと大量に食べる。あればあるだけ何も考えず食べてしまう。 朝昼晩問わず、何かと冷蔵庫をあけては食べ物を漁り、食べている。
食欲そのもの。貪る。欲丸出し。動物。 そういう感じがして無性に嫌になって、 旦那が食べれば食べるほど、 わたしは食欲がなくなって喉を通らなくなることが、時々ある。
幼少期のことが影響してるんだと思う・・・。
まぁそんな私だって近頃は、 美味しい物を美味しいと言って、 好きな物を好きと言って、 けっこうパクパク食べて、 食べ過ぎて。 お腹がぽっちゃりしつつあるんですけどね(笑)。
ただちょっと心が弱ったりすると、 すぐ食べることに影響が出る。 あまり食べられなくなって、しばらくフラフラしてる時期があるんだ。
子供のころの食事って大切だよね。 娘には、美味しく楽しく食べて欲しいわ。
またまた吐き出しで・・・すみません。 母子は、良くも悪くもずっと繋がっていますね。 次回はまた、シンプル化のこと書いてみます。 よろしければ下のバナーをクリックして、応援をお願いします。
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最終更新日
2013.08.30 00:40:09
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