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浄瑠璃寺の「大日如来像(金剛界)」が現在
御開帳中です。毎年1月の8日から10日まで の三日間の限定御開帳です。 以前から一度拝みたいと思っていましたが、 ようやく今年縁あって、昨日御開帳の初日に お参りできました。本堂ではなく灌頂堂という 本来灌頂の儀式を行う特別の御堂で両界曼荼羅 に囲まれて、またお隣には叡尊(興正菩薩)上 人像がいらっしゃいました。 浄瑠璃寺大日如来像は智拳(ちけん)印を 結び、宝冠を被った金剛界の大日如来像で、 そのお姿は運慶のデビュー作、円成寺の大日 如来像と非常に良く似たお姿です。縦長の二等 辺三角形のプロポーションが非常に美しいライ ンを作っていました。制作時期も平安時代末 から鎌倉時代初期と円成寺像とそっくりです。 でもお顔の表情はちょっと違います。ですので 別系統の仏師が彫ったと思われるのですが、 どちらかの仏師がどちらかの仏師の彫った大日 如来像を参考にした可能性があります。それほ ど良く似たシルエットなのです。 昨日8日は薬師如来像が三重塔初層で御開帳、 また修正会(しゅしょうえ)で吉祥天像が 元旦から15日まで御開帳と、秘仏御開帳の 三重奏の日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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