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大徳寺本坊の「曝凉(ばくりょう)」が明日10月12日実施 予定です。「曝凉」とは外の空気(風)に曝(さら)すという 意味で、お寺の持つ掛軸や衣料品などを天候が良く湿気の 少ない日を選んで、年に一度か二度密閉状態から解放する ことによって、保存状態をよくしようというものです。お厨子に ずっとしまわれている仏像なども、年に一度御厨子を開けて 風を通すこともあります。紙や絹の繊維が定期的に伸縮を 繰り返すことによって、断裂したり、亀裂が入ることを防ぐの が目的なのでしょう。俗に「虫干し」とも言われ、湿気によって 付着した虫を、乾燥した外気によって追い出すということも 目的としています。ですので、「曝凉」は雨の日であれば余り 効果が期待されないので、中止になることもあります。10月 中旬の日を選んで虫干しをするのは、この時期秋雨前線が 漸く収束を迎え、比較的好天で湿気の少ない日が多いから なのです。運動会の時期とも重なります。
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Last updated
October 17, 2012 08:06:07 PM
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