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今のクラスには何人か中東出身の人たちがいる。
イスラエル、パレスチナ、レバノン。 どれも私には偏見もないくらい未知の国。 レバノンに関してはどこにあるのかすら知らなかった。 学生時代、歴史や地理をあまり真面目に勉強せず、 例え日本にいても、ものすごーく社会情勢に疎い・関心の低い私は、 これらの国がどれほど難しい関係にあるかを、よくわかっていなかった。 「外国人が自分の国に対して持っている偏見は?」 と授業中に聞かれたときに、 イスラエル人の子が「邪悪な国だと思われてる。」と言ったのに、 あはは、と笑ってしまい、 他に誰も笑わないその雰囲気に、小さくなった。 家に帰ってネットで、 去年のイスラエル・レバノン間の戦争や、パレスチナ問題の詳細、 ユダヤ人を多く抱えるアメリカがバックについていて、 例え筋の通らない内容でもイスラエルに有利なように事が運ばれる・・・ ということを今更ながら知り、 全然笑えない「偏見」だったことを今更知って、ひゃ~、と思った。 先生がイスラエル人のその答えを聞いて、 「ほんとに邪悪か?実際はどうだ?」と尋ねたのに対し、 「ほんとう。僕もそうだ。」と笑って答えたのは、 もしかしたら同じクラスにレバノン人・パレスチナ人がいることを思っての 処世術だったのかもしれない。 隣り合った国同士、あのあたりはいろいろ難しいのね・・・。 今同じクラスで机を並べているのは、どんな気持ちがするのだろう。 ちなみに「子供の肥満」についての記事を読んで、 それぞれの国の食生活事情を話し合うことになった時、 パレスチナ人の子が 「パレスチナには肥満の子供はいない。食べる暇がないからだ。」 と言った時は皆どっと沸いた。 「どうしてヒマがないんだ?」の問いに 「皆戦争するのに忙しいから。」と答えたけれど、 このときは皆げらげら笑った。 ほんとにいろんな国があるよ。 カースト制度のある国で育ったクラスメイト、 一夫多妻制の中で育ったクラスメイト、 戦争や貧困の中で育ったクラスメイト、 今は同じ国で、おんなじように机を並べていても、 それぞれのバックグラウンドの違いを考えると不思議な気持ちになる。 今更ながら、勉強になります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年02月03日 09時31分08秒
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