昨日、パパと、週明けに中間試験を控えたポンは、家から出ることなく一日過ごしていました。
(正確に言えば、家から一歩もでなかったメンバーには私も入るのですが、それはそれとして)
夕方になってパパ、たまりかねたか「ポン!ポンちゃん!パパと運動しましょう!」
ポン「え~、やだ~」
パパ「行こうよ行こうよ、昔はすぐに『うん!』って言ってくれたのにな~」
ポン「歩いてぇ、・・・なんか食べに行くぅ?」
パパ「!!!何を言ってるんだ!シェイプアップだ!
体重がどうとかセルライトがどうとか、騒いでるじゃないかお前!走るんだ!」
ポン「え~、もっと楽しいのがいいのになぁ~」
などと騒ぎながら運動靴を出し、二人で出かけていきました。
ちなみに服装は二人とも、朝から着ていたポロシャツとショートパンツ。
パパとしてはTシャツにジョギングパンツとかで決めたかったようですが、
「それでもしジョギングをウォーキングに切り替えたりしたら、
あー張り切って家を出てきたのにバテたのね、って思うけど、
ポロシャツのままならお散歩に見えなくもないでしょ」
鬼嫁、アドバイスするど~い
30分ほどして「ハァ、ハァ」「ハァ、ハァ、ハァ」 二人は帰還しました。
「どこまで行ってきたの?」
ポン「となりのT台町をぐるっと大回り」
パパ「広いなぁ、T台は。いやぁ、横浜市のあらかたを占めてるんじゃないか?」
ポン「そうだね、ほんと!」
「走ったの?」
パパ「いや、そこの角で、有酸素運動の方が身体にいいのでウォーキングに切り替えたが、
まぁ一般的な人々のジョギングと変わらん速さだからな!」
「背中・・・あんまり汗かいてない?」
ポン「何言うのぉ! 風が吹いてて、すぐ乾いちゃったんじゃん」
パパ「そうだ!だいたい、歩くのがあれだけ速ければ、その空気の流れで汗なんか
服にしみこむヒマなどないのだ!」
ポン「ほんとほんと、すんごいスピードで歩いてきたし!」
パパ「道端で立ち話してるおばさんとかが前の方にいても、
その声がドップラー効果で聞こえてくるわけよ」
ポン「そうそう!途中『たけや~、さおだけ~』のトラックとすれ違ったんだけど、
すれ違ったとき『さおだけ~、20年前のドゥッバーン・・す』ってなったの。
わかる?ガン、聞いてる?音速と同じ速さですれ違うと、音は爆裂音になるんだよ!」
黙ってきいていたガン、たまりかねて噴出しながら「・・・音速かよ・・・」
夜、体重計に乗ったポン、
「・・・痩せてない・・・」