テーマ:仕事しごとシゴト(23356)
カテゴリ:行政書士業務関連
今日は会社の就業規則に関するご相談がありました。
就業規則中の『競業避止』規定についての内容が有効なのか 否かということでした。 『競業避止』というのは、 "労働者が同業他社への再就職するのを禁止する" というもので、事業主側が自社のノウハウを他社に漏洩され るのを防ぐ目的で一定の規制を設けるわけです。 このような規制の背景には、終身雇用制の崩壊で同業他社へ の転職というのが日常的になってきていることが、影響して いるのでしょうね。 もちろん、労働者側にも憲法で定められている 『職業選択の自由』がありますから、ただ単に同業他社への 再就職を禁止する内容の規制は許されないことですが、 事業主側が被る不利益との"総合的な判断"の中で、 ある程度の規制を設ける事が許されているわけです。 この"総合的な判断"というのが、一般の方にとっては曖昧な 表現に聞こえると思いますが、これは職種などによって不利 益の度合いも変わってくるので、ケースバイケースと言わざ るを得ない部分があって、やはり究極的には裁判所に判断を 委ねなければなりません。 しかし、事業主側も労働者側も円満に解決できれば、それに 超したことはないわけですよね。 谷口法務コンサルタントは、円満解決ができるよう最大限の 努力をお約束します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 9, 2005 12:04:52 PM
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