カテゴリ:マンション関連
リフォームに関して気になる記事がありましたので
ご紹介しておきます。 ****************************************************** 東京カンテイは、マンションリフォームの「経済効果」を 調査した結果を公表した。それによると、「リフォーム効果」 は築20年物件から価格にはっきり表れる。リフォームの有無に よる売却価格の差を、ファミリータイプ(専有面積50~100 の物件)の竣工年別の坪単価で見ると、築20 年ころから徐々に 差が広がる傾向が表れる。 1984年物件(築20年)では5万円程度の差であるが、1974年物件 (築30年)では15万円程度に広がり、1964年物件(築40年) では30~50万円もの格差が生じている。築年の古いマンション では、設備を交換するなどの本格的なリフォームが行われる ケースが多く、それが坪単価を押し上げる結果とっている。 築年(5 年ごと)によってマンションがどのくらいリフォーム されているかを調べると、築10 年未満ではリフォームの割合が 10%未満であるが、築年が進むにつれてリフォーム物件の割合 が高まり、築40年~44年の物件では35.8%に達する。築年が 古いマンションは、床、天井、クロスや壁などに手を加えな ければ、短期間で売却することは困難であり、リフォームを 行うケースが増加している。「リフォーム効果」は坪単価に 反映されており、特に築年の古い物件については、効率的な リフォームを行うことで、売却額が維持される可能性が高い。 リフォームが中古流通価格に一定の影響を与えていることが 明確だ。 ****************************************************** 要するに大規模修繕工事時の修繕内容が、その後のマン ションの資産価値を大きく左右するということですね。 マンション住人は、大規模修繕工事に対して最低限の 修繕内容で、工事費をできるだけ安くで行いたいという 意識が強いですが、マンションの将来的な資産価値を考えた時 、マンションの"グレードアップ"というものも視野に入れた リフォームも必要になってくると思います。 例えば、「自分は一生このマンションに住むし、売るつもりも ないからグレードアップなんか必要ない」という人がいたと します。マンション住人全員が同じ考えであればイイのです が、中には引っ越していく方もいるでしょう。 経年劣化していく上に、リフォームもろくにしないようなマン ションを次に買おうとする人が現れるでしょうか? そのうち、大半の住人が出ていき、マンションはスラム化し、 残された住人は、出ていった住人の分まで多額の管理費を 負担しなければならなくなります。 そういった意味でも、マンションの資産価値を維持するため のリフォームというのは重要なんです。 適正な修繕計画そして資金繰りができていれば、住人に負担 をかけるような一時金の徴収もなく、マンションの資産価値 を維持できるようなリフォームは可能なわけです。 皆さんのマンションの長期修繕計画および修繕積立金 今一度見直してみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 8, 2005 09:57:09 PM
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