仕事で向き合う　ランドローバー車との日々　　　　Ｌａｎｄ　Ｗｏｒｌｄ

ディスコ１に使われているタイミングベルト。。
以前にはサービスキャンペーンの設定があったような。。

４～５万キロでタイミングベルトが切れてしまうディスコ１が存在しておりました。
でも、本当はベルトの不良や走行距離の問題ではなく、ベアリングの不良（耐久性）
が原因でベルトが削れて細くなるために結果的に切れてしまいます。

今は対策パーツを使用しているので心配は無いと思います。



この写真の下の方に転がっている丸いリング状の物。ベアリングの側面についている
グリスが流れ出さないためにあるシールです。

ベアリング本体にガタが出てきて、その振動がシールに伝わり外れてしまったようです。

取り外したベアリングもガタがあり、手で回すと異音が発生していました。
この状態でもっとガタつきが大きくなるとベルトが傾き、タイミングカバーの内側や
クランクシャフトの手前側のプレートに擦れたり、ベアリングが回転しなくなりプーリー
の表面をすべる状態になったりしてベルトがダメになっていくのでしょう。

ベルトは十二分に１０万キロ以上は持ちそうな耐久性があると思います。
（付いていたベルトを見ると、何時も再使用したくなります。）

３００ｔｄｉのタイミングベルト交換は、正確にはテンショナーとアイドルプーリーの
交換です。。この２点の材質が問題です。



１０万キロ以上走行している３００ｔｄｉのオーナー様。
タイミングベルトを交換した記憶が無い時は、早めに交換して下さい。


３００ｔｄｉをお乗りのユーザー様へ

もしも、ウォーターポンプの交換が必要になった時は、下の写真の部分のガスケットも
交換した方が良いと思います。
冷却水漏れの起こりやすいガスケットです。
スタンダードの物は紙製ですが、今は金属製に材質変更になっています。



ＬＡＮＤ　ＲＯＶＥＲ車のディーゼルエンジンは高速で１０キロ以上、市街地でも
８キロ以上の好燃費です。
水とオイルの管理をして、車の変化を感じ取ってあげれば良いだけです。
そうすれば、自分の五感に訴えてくる車です。

機械的なだけの下手なエコカーよりも、経済的で魅力がある車だと思います。

車検が取れなくなり、泣く泣く手放している方も多くいらっしゃいます。
末永く大事に乗ってあげて下さい。