仕事で向き合う　ランドローバー車との日々　　　　Ｌａｎｄ　Ｗｏｒｌｄ

ディスコ１の前期型（３．５リッターエンジン車）とクラシックレンジの
ドライブシャフトは弱い？　ねじ切れてしまう事がある？と聞いた事があります。

今まで経験が無かったで信用していませんでした。
製品精度の誤差でたまたま折れたのか、余程無茶な運転をした結果での事と
思っていました。

設計が古いとかの理由があるとしても、せいぜい２０年位前の事です。
簡単に折れてしまうようなパーツは使わないと思います。

但し、昔からスプラインの切り方は関心出来ないでいました。
ほとんどシャフトの直径そのままでスプラインを削りだしています。

ディスコ１では４リッターになってからはスプライン部分は径を太くしてあり、
強度も上がっていると思える形状になっています。しかも、スプラインの数も
倍位あります。



クラシックレンジのドライブシャフトです。

このスプラインの切り方ですと、スプライン部分が実際には細くなります。



このように実質的に細くなった所から折れてしまっています。



折れた先はデフの中に残っています。
捻じれてしまったスプラインですから簡単には取れません。
下手な物で叩いたりしたら、デフのスプラインに傷を付けてしまう事になります。



これが折れた先の部分です。
捻じれているのが良く分ると思います。

通常の走行ではこのような事態になる事は無いはずです。
オフロード走行で本当に無理をさせない限り折れる事は無いと思います。
それも困るのですが。。

ディスカバリーはシャフトが折れると走行出来なくなりますから、折れた時は
すぐに分ると思います。ですが、クラシックレンジは普通に走ってしまいします。

この車はドライブシャフトを交換するだけで他には不都合が無かったので一安心です。
もしもデフまで破損していたらえらい事です。今回は、きれいに折れてくれたので
何かの破片がデフのギアに噛み込む事も無かったようでした。

知らないうちに、ＦＦ又はＦＲのクラシックレンジに乗っている方がいらっしゃる
かも知れません。

折れたドライブシャフトは初めて見ました。