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October 12, 2002
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カテゴリ:カテゴリ未分類
あれは去年のちょうど今ごろ・・・。

連日テロ・炭素菌のニュースでもちきりで
「差出人不明の郵便物を触った女性が死亡。
差出人不明の郵便物や宅配便は決して封を空けないように!」
とメディアで騒がれていた時期だった。

そんなある日の夜。
いつものように夕飯の仕度をしていると
「ピンポーン・・・」と玄関のベルが。
今ごろ誰だろう??と思いながら玄関へ行き、ドアをあけた。

が・・・誰もいない。日も沈んであたりは真っ暗。
辺りを見渡しても人の気配が無い。
ベルが鳴ってドアを空けるまでほんの数秒。
「いたずらだったのかな??」と、ドアを閉めようとした時
足元にひとつの紙袋が置いてあるのが目に入った。
おそるおそる中を覗き込んだが、上にクシャクシャの黒い紙が覆ってあり
中身を見ることが出来ない。

「え?え?何???何なのこれは!・・・」

「炭素菌」という言葉が頭に浮かんだ。
まさか?!何故?うちに?
その時夜8時。まだ夫は帰っていない。
とても怖くなって夫の会社に電話した。が、不在。
「すぐに電話ちょうだいっ!」と留守電にメッセージを残した。
10分後に夫から電話があり、事情を説明すると
「10時には帰れるから、とりあえず待ってて。絶対触るなよ!」
と、話を聞いた夫も緊迫した口調。

夕食の準備の途中だったが、それどころではない。
我が家の玄関に炭素菌があるかもしれないのだ。
そわそわしていると、すぐに夫が帰ってきた。
よほど心配だったらしい。

「これか・・・。お前は中に入ってろ。俺が空けてみる。」
と紙袋を素手で触ろうとした。
「ダメッ。触らないで!!」
「とにかく中身を見ないと、わかんないよ!大丈夫だって!!」
と旦那は紙袋を手に取った。
「ああっ、お願い!触らないで!」
半泣きで私は懇願した。なんてったって炭素菌である、夫が死んでしまう!

必死に夫にすがった。
中身が何かわからないことには警察に届けるにしても届けようが無いと主張する夫。
それはそうだが、私はかなり動転していて冷静な判断が出来ない。

そこで、とりあえず誰かに相談してみようということになった。
が、引っ越してきて3ヶ月。
身寄りの無い私達はどうしていいかわからない。
そこで日ごろから親切にして頂いているお隣さんに訊ねてみた。

「気味の悪いものが玄関に置いてあったのですが・・・・」
「何ですって!とにかく触らないほうがいいわね。誰が置いたか判らないの?」
「チャイムが鳴ってすぐに出たんですけど、犯人はもうすでにいなかったんです。」
「チャイムが鳴って・・・?」
「そうです、すぐに出たんですけどもうすでにいなくて、そこには紙袋だけが。」
「紙袋・・・?」
「中身が見えないように上には黒い紙がかぶさっていました。」

「ア~ハハハハッ!!!」
お隣さんは急に大笑いしだした。
「それはね、ハロウィンのイタズラなのよ!」

ハロウィンのイタズラ・・・・?

中身を見てみると、ハロウィンのお菓子とグッズ、そして手紙と
お化けの絵の書いた紙が入っていました。
手紙を読んでみると
「この手紙を受け取ったら、この手紙とハロウィンのお菓子を
 ”お化けの絵が貼っていない家”に2件届けなさい。
 その時・・・あなたは絶対に誰にも見られてはいけません!
 Have a fun and spooky Halloween!」
と書いてありました。

そうです。この時期はハロウィンまっさかり。
これはハロウィンのお化けからの贈り物だったようです。

「紙袋はどんな柄だった?」
笑いをこらえながらお隣さんが聞いてきた。
「・・・・ハロウィンのパンプキン柄でした。」
全員大爆笑でした。

あくる日近所の家を見渡してみるとほとんどの家にお化けの印が!
印のあるお家にはハロウィンのお化けがやってきたということです。
早速夫とお菓子を買いに行き、2件のお家にイタズラをしかけに行きました。
そして、我が家の玄関のドアにも”お化けの印”を貼り付けました。

今考えてみると笑い話なのですが、時期が時期だっただけに
あの時は本当に怖かったです。

ハロウィンの写真は次の日記に載せます。





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Last updated  October 12, 2002 10:07:42 AM
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