おはなし会 始動!
小学校の図書ボランティアの活動が始まりました。まずは、図書室の模様替えです。去年も少し動かしたのですが、中途半端にしている部分も多々あったので今年は年度初めの開館前にちょっとしっかりやろうというわけです。図書室の理想的なあり方としては司書の先生が常にいて、読み物でも調べ物でも本の事ならいつでも相談できてどの子がどんな本に興味を持っているのかをある程度把握している状況を望みますが今のところ、図書室専属の司書教諭が配置される予定も予算も全くなし。図書室にある本の検索システムもなし。従って、本のタイトルは分かるけれど作者が分からなかったら探すのはとても骨の折れる仕事です。むぅ、並べ替えも必要だけど、検索できるようにもしたい! but お金が無~い。ともかく学校からの要望があった事から片づけようと読み物の並べ替えを頑張りました。これまで、全集やシリーズで出ている物は作者が異なっていてもひとまとめに置いていたのですが今回は作家の50音順になるように全てばらけていくことにしました。というのも「文学全集」のように次から次に読んで全く問題のないものもあればゴシック小説のようにその世界にどっぷりつかられたらちょっと心配な物もあったからです。レ・ファニュ、ラヴクラフト、などが納められた「怖い話シリーズ」がそれで4年生くらいから読める大きさの活字でほとんど総ルビなので早い子なら2・3年生でも読んでしまいそうな感じ。タダでさえ子ども達は刺激的な怖い話(学校の花子さんのような)が大好きでいったんその刺激を味わってしまうとどうもほんわか系の情緒的な物はツマラナイと感じがちになるようです。息子が6年生の時には重松清のイジメを扱った短編をシナリオにしたイジメもあったくらい子ども達の良心や残酷さに対する感度が鈍くなっている傾向は否定できません。そんなこともあって、やっぱり子ども達が勉強と関係のないところでどんなことに興味をもっているのかや、見聞きしたことや読んだことから何を感じたのかをシェアする大人の存在は大切だと感じています。養護教諭とカウンセラーが一手にその役割を学校で担っているわけですが司書という存在もあっていいと思うのです。さてさて、今年の「おはなし会」はどんなことができるかな。