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Part 6 マッターホルン最終章です。 マッターホルンはアルプスの3大北壁(困難度の高い3大ルート)の一つです。 アイガー(標高3975m)は高さ1800mの巨大な岩壁。 グランドジョラス(標高4208m)はロック・クライミングの難易度の高さ。 マッターホルン(標高4478m)は標高の高さと自然条件の厳しさ。 が、特徴と言われています。 マッターホルンの標高はアイガーよりも高く、高い分、気温も低く、風や氷風などの自然条件がより厳しくなり、心臓への負担も大きくなると言います。標高1100mの巨大な岩壁にはテラス(岩壁)はなく、ビバーク(露営)できる場所がないそうです。 下はマッターホルンをローテンボーデンあたりから望遠で撮影したものです。ツェルマットからは東壁と、北壁がみえます。影になっている部分が北壁の厳しいルートになります。 マッターホルン北壁を制するにはロック・クライミングの技術よりもアイスクライミングの技術が必要だと言うくらい、夏でも岩の間は凍り付いて鉄板のようだそうです。 ロッククライミングでは、1日で登頂出来ない時には途中ビバークするのですが、北壁では当然1日での登頂は無理なので、クライマーはテラスのない所でのビバークを余儀なくされるそうです。垂直に金具を打ち込みハンモックを吊して眠るか、ザイルで体を岩場に固定して眠るかしなければならないそうです。足を垂直に置く所もほとんどない上、氷や雪(降雪が多い)、時には岩が落ちてくる中のかなりつらい姿勢をメンバーがそれぞれ別々の位置でビバークせざるおえないと言う事です。(登山のプロから見ても「考えていた以上に難しかしかった。」と言う場所だったそうです。) あるパーテイーは、夜中の2時にヘルンリ小屋を出発して、翌日の10時(32時間目)に登頂(ビバーク1回)、下山して小屋に着いたのが夕刻4時(38時間目)で行って帰って来ています。(夏場ですが、それは早いほうなのでは? と思いつつ、そんなにかかるのか・・と驚きました。冬場ならどれだけかかるのでしょう・・。) あるクライマーは20年越しの思いを遂げて、山頂を見て泣いたそうです。なぜそんなにつらいコースに挑むのでしょうか? でも、凄い人だと思います。何かを成し遂げる為に思い続けると言う事でさえ、なかなかできないのに、完結させてしまうと言う事はその根性が凄いです!! 賞賛です!! (マッターホルン登頂はもともと生半可な気持ちではとうてい無理な構想ですが・・。) マッターホルンは下山での滑落事故が多いといいます。北壁から滑落したクライマーが山麓のツムット氷河に今も眠っていると言う事です。(氷河に落ちたら回収不可能です。) 下は朝焼けのマッターホルンです。 北壁が光っていますね。 下はもっと変わり種の朝焼けです。 まるで、炉の中で鉱石が焼けているような色ですね。これは時間と共に下に広がって行きます。(周りが明るくなるまで)デジカメ画像ですが何も調整はしていません。ナチュラルです。 モンブランとマッターホルンで、まるで登ってきたかのように疲れてしまいました。何しろ写真が1000枚を越えていたので、そこからベストをセレクトするのに時間をとられました。(ユングフラウは当分先にします。)行った気になれるように構成してみました。
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