わたしのこだわりブログ(仮)
PR
Keyword Search
Archives
Category
Freepage List
< 新しい記事
新着記事一覧(全1386件)
過去の記事 >
Break Time (一休み) 昨日行って来たバラ展のガーデン(庭)の写真と、合間に寺山修司の詩人についての言葉を入れて見ました。本当にBreak Timeです。 魔法使い、忍術使いと言うことばがあるように、言葉使いという不思議な術師もいます。 それが詩人というものです。 建築家が、石で城を造るように詩人はことばで城を作る。 (愛さないの愛せないの)より 詩人は、ことばで人を酔わせる酒みたいなもんです。 時には、ことばで人を傷つけたりすることもできる。 ようくみがいた言葉で、相手の心臓をぐさり、とやる。 (毛皮のマリー)より 詩人にとって重要なことは自らを葬るということだけではなく、 葬ってしまった自らの死体をどのように処理するか、 ということにまで及んでいる。 (黄金時代)より 人は一生のうちで一度だけ、誰でも詩人になるものである。 だが、やがて「歌のわかれ」をして詩をすてる。 そして、詩を捨て損なったものだけが取り残されて 詩人のままで年老いてゆくのである。 (青春の名言)より 寺山修司の「両手いっぱいの言葉」から抜粋した。このあとがきで寺山修司はさらにすばらしい事を言っている。 「ことば友達」 気の利いた「言葉」は、しばしば良質のブランデーを思わせる。 1人でしみじみと味わうのもいいし、2、3人で語りあいながら、酔うのもたのしい。 気の利いた「言葉」は、それ自身で、友人になることもある。 途方にくれている時、 いいアドバイスをしてくれるからである。 (以下略) 写真の中に何か詩をのせてみようかとあれこれ探してみた。最終的にゲーテも候補にあったが、詩人の作品を比べて見ると、寺山修司の言葉はだんとつ重かった。後で知ったが、言葉の錬金術師の異名をもっているそうだ。 寺山修司はすごい人だとは聞いたことはあったが、あいにく彼を崇拝していた世代より若いので、詳しくはない。詩人、歌人、俳人、エッセイスト、小説家、作詞家、評論家、俳優、映画監督、劇作家、演出家、写真家と幅の広い芸術活動家だったそうだ。本業を問われると「僕の職業は寺山修司です」とかえす、お茶目な性格でもあったようだ。 私は学生時代よりもっぱら海外のアーティストに目がいっていた。その為に聖書の勉強もしてきたが、気がつけば国内に凄い人間がたくさんいたのだ・・。ああ、彼に会ってみたかった・・。 寺山修司(てらやま しゅうじ) 1935年12月10日~1983年5月4日
デジタル機器とデジタル世代(Digital gene… 2021年08月24日
Break Time 人の生死に月の引力は関係し… 2019年06月30日
フォッサマグナ(Fossa magna)と白根山 2018年01月26日
もっと見る