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前回に引き続きフランスのローマ水道です。 古代ローマ水道橋 2 (フランス・ニーム 1)
古代都市ニーム(Nimes) フランスのポン・デュ・ガール(Pont du Gard、フランス南部)では1日に2万立方メートルの水をニームの街に引いています。 数年前までは橋に登れました。ここは人の通行する道です。この橋の一番上を水は流れています。しかし、これが紀元前の建築とは思えませんね。 最上部は街の方向に僅かづつ傾斜がつけられているはずです。1キロ7センチじゃ肉眼では判るわけないけど・・。 古代都市ニーム(Nimes) ニームはリヨンからTGVで3時間の街である。ここはもともとガリア人の城市であり、街の西北に泉があった為に栄え後にローマの属州に組み込まれた街である。泉にはネマウスス(Nemausus)と言う水の神が住んでおり、聖地として祭られていたそうだ。ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥス(在位:BC27年~BC14年)により、カエサル(シーザー)の代から尽くしてくれた老兵への報奨としてこの土地を与え、入植させたせいもあり、このあたりではアルルに次ぐ重要な都市に発展したようだ。 ローマの都のように円形闘技場や神殿が破壊から免れ今も残っている。ローマ時代の歴史や建造物の好きな人にはお勧めの街かもしれませんね。徒歩で回れる広さです。 下はかすかに見えるメゾン・カレ(四角い家)というローマ時代のコリント様式の神殿です。BC1世紀末の建造。 神殿として使われなくなった後、市庁舎、邸宅、馬屋、修道院と使われてきたために破壊を免れたと言う事で保存はパーフェクトだそうです。今は古代博物館になっているようです。 下は古代ローマの円形闘技場遺跡です。ここも保存はパーフェクトだそうです。 二層造りで、長径133m、短径101m。観客席に日除けのカンバス(帆布)を貼る為の構造まで残っているそうです。定員は24000人(参考:武道館が14471人)。 1世紀末~2世紀初頭の建造。西ローマ帝国滅亡後に集団住宅とされていたために石材略奪の破壊を免れて生き残ったようです。 つづく リンク 古代ローマの水道橋 3 (フランス・ニーム 2)
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