【思いやるということ】
訳もなく人を怒らせてしまう、人を傷つけてしまう、いつも喧嘩してしまう、
そんな人はいませんか?
そんな人は、もしかしたら、人を思いやることが苦手なのかも知れません。
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人が本来、本能的に持っているはずの「思いやり」。
実はこれすらもインナーチャイルド(幼い頃に受けた心の傷)によって、失われていることがあります。
以前のブログでも「インナーチャイルドは伝染する」ということをお伝えしてきました。
簡単にいうと、「虐待された人は虐待してしまう」という心理。
幼少期、親に理由なく暴力を振るわれてきた人がいるとします。
その人は「私は絶対、こんな親にはならない。」
と決意します。
ところが、その人が結婚し子どもを持ったとき。
子どもが悪さをした場合、思わず叩いてしまうことがあるのです。
「絶対したくない」と思っていたにも関わらず、です。
これは、幼少期に受けた暴力が、その人の潜在意識の中に入り込んで「癖」のようになってしまったということなんですね。
「人は自分が幼少期にされたことをしてしまう」ことがあるのです。
(もちろんその方の意識の持ちようで「反面教師」ということもあります。)
ですので、幼い頃に十分思いやってもらえなかった人は、相手を思いやることが出来ない、ということもあるのです❗
話をよく聞いてもらえなかった人は、人の話が聞けません。
愛されてこなかった人は、愛することがわかりません。
訳もなく人を怒らせてしまう、人を傷つけてしまう、いつも喧嘩になってしまう、
そんな人はいませんか?
そういう人は、もしかしたら、人を思いやることが出来ないのかも知れません。
そう、それは幼少期に思いやりを持って接してもらえなかったから。
あなたが悪いのではありません。
もしも、思い当たることがあるのなら、
どうぞ、いつもその事を頭に入れて、
相手に対して、「もしも自分だったら」
と思ってみてください。
これこそが、人を「思いやること」なんですね。
想像力を働かせてくださいね。
「もしも自分だったら」
と思うことで、大抵のことは理解出来ていきます。
「もしも自分だったら」
と思うことで、相手の立場に立つことが出来ます。
そうすることで、むやみに人と争わなくてすむようになるのです。
「思いやり」とは「相手の立場に立つこと」。
*~関連記事~*
・「喧嘩は魂磨きのチャンス」(2017/2/8)
・「インナーチャイルドは伝染する」(2016/4/30)