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カテゴリ:「難経」を読もう
問・経に、実を実し虚を虚し、不足を損し有余を益するなし、とあり。これ寸口の脉か、それとも病に自ずからある虚実か。その損益は何か。
答・是病。寸口の脉を言うに非ず。 病に自ずから虚実あるなり、たとえば、肝実して肺虚す、肝は木なりり、肺は金なり、金木当に更平。金が木を平するを知る。またたとえば、肺実肝虚す。微少の気、鍼を用いてその肝を補わずに反って重ねてその肺実す。 故に曰く。実を実し虚を虚し、不足を損して有余を益すは、中工が害する所なり。 治療に際し、まずその病の虚実を見極め、その後に虚はこれを補し、実はこれを瀉すという原則に基づく。 どんな事もどんな時も、冷静な現状認識が重要です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.12.28 08:00:07
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