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浦島太郎のつれづれ日記

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Nov 27, 2006
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カテゴリ:カテゴリ未分類
小学校1年生は子供にとって初めての本格的な団体生活。
勉強をはじめ、校則というこれまで経験のない規則の下での生活。
ただでさえストレスになるのに、初めての先生、初めてのお友達、それにがらんとした大きな空間の教室、だだっ広い校庭、高機能自閉症児には苦手そうなものが揃っている。

親としては普通学級に通うことの一番の心配は、授業を中心とした学校生活に対応できるかどうか。
小学1年生の担任が決まってすぐ、私たちは息子についてわかっていることをすべて先生に話すことにしました。
自閉症といわれたことがあること、感覚に障害があること、コミュニケーションがとりにくいこと、トイレの失敗があること、周りの雰囲気がまったく読めないこと、じっとしていられないことなどなど。

幸い、担任はベテランの先生で、これまでにもよく似た子を受け持ったことがあるから大丈夫よと、おおらかな感じの先生。

これだけ負の条件が揃っている息子を担任するのは大変だろうなと思いつつ、最初の授業参観に行くと、団体行動は決してスムーズとはいえなかったのですが、算数の時間になると、息子が伸び伸びと解法の解説をしているではありませんか。しかも、参観している親のサイドから見ても違和感なく授業自体がスムーズに流れている様子(親バカ度満点での視点ですが)。それにしてもこの時は驚きました。
どうやら、息子が得意な算数の時間は、先生が正解を解説する前に、息子に算数博士の役割を与えて解説させてくれていたようでした。

先生にそのことを詳しく聞くと、息子が解説をして先生がその後補充説明をする方法を採っているが、補充説明が不要になるケースもしばしばあるとのことで、そのことにより他の生徒からも一目置かれているとのことでした。それまでの息子を知る私たちからすればにわかには信じられないことでした。
この時の体験はその後の息子の学校生活を考えるうえで、常にベースとなったのでした。

小学校1年生時代は、そうはいっても、子供のことですから、時には泣かされるようなこともあったようです。が、とにかくその場合でも担任の先生の対応は素晴らしく、何ごとにおいても自信を無くしてしまいがちな、そしていじめの対象になりそうな息子をうまくフォローしてくれました。

理解ある先生のおかげで、大過なく小学1年生を普通学級で過ごせたことは息子にもそして親にも大きな自信となったのでした。








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Last updated  Nov 27, 2006 12:43:18 PM
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