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浦島太郎のつれづれ日記

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Dec 19, 2006
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今日はちょっと一息というか一度本論に戻るというか。

6年前に息子に宛てて書いた日記をきっかけにこのブログを始めたのに、いつの間にやらその原点からちょっと外れてしまったような気がしますので、一度、初心を思い出すつもりで戻ってみることにします。

しかし、高機能自閉症については、ここ数年で支援体制をはじめ環境が激変した感がありますが、宇宙の年齢についても、当時の日記を見ると有効数字が2桁から3桁に精度を増しているんですねえ。

息子への日記【2000年年3月10日】

いろいろつまらないことを考えてと昨日書いたが、佐治晴夫さんという宇宙物理学者が書いた「宇宙はささやく」は興味い。
この世に存在するものすべては星のかけらであるという考え方はお父さんの宇宙教そのものだと思わないかい。
存在するものすべてがお互い関係し合っている。150億年のうちのたかだか100年にも満たない人生であってもその人の人生が存在しないことにはその後の宇宙の姿は変わり果ててしまうのである。

人が一人存在するためには二人の親が必要であり、その親が存在するためには2組つまり4人の親が必要である。
今の君が存在するためにこれまでに何人の人が必要とされてきたのか考えてみてごらん。
10代遡れば2の10乗で1024人、20代で10万人、30代なら10億人、33代で2の33乗で85億人となり、今の世界人口60億人を突破してしまう。
乱暴な計算だけど、1代80歳だとしてもわずか2640年でしかない。
必ずしも親1組に子1人とはいかないし延べ人数だが、それにしても君の将来2640年後には何十億人かの人間に今の君の存在が何らかの影響を及ぼす可能性があるわけで、そのためにも宇宙の構成要員として150億年分の100年を精一杯生きる義務が君にはあるのではないだろうか。

150億年前のBig Bangより始まった宇宙物語は、2000億個の銀河の中にそれぞれ2000億個が存在するという気の遠くなるような数の星に付属するひとかけらという非常に小さいが一方で欠くことのできない極めて重要な役割を君に課しているのです。

宇宙の年齢は今ではおよそ137億歳とかいわれていますが、この日記を書いたわずか6年前頃には、150億歳といわれていたのでしょうね。






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Last updated  Dec 19, 2006 11:00:33 PM
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