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息子が帰ってこなくて、大変でした。
その日は鉄道研究会の会合があるのはわかっていたので、遅くはなるんだろうとは思っていたのですが。 10時になっても連絡もない。 メールを入れても反応がない。電話をしても留守電だし、どうやら携帯の電源を切っている様子。 彼は、先週、頭痛で2日間休んでまだ病み上がり状態なのに。 それにしても、11時になっても何の連絡もないというのは異常事態。 その前日も何もないのに連絡もせずに、9時近くの帰宅になったので、遅くなるときは必ず連絡を入れなさいと家内がこんこんと言って聞かせたばかりだったので、何かの折りには必ず連絡してくるものと思っていたのです。 とうとう、何の連絡もないまま11時半になってしまったのですが、こちらからの電話も相変わらず留守電になってしまうので対応のすべがない状態でした。 これは、もしかして、発達障害独特の空気の読めない言動により、見知らぬ人に刺されたりしたのではなどとあれやこれや考えるうちに、先週の息子の頭痛が移ったわけではないのでしょうがとうとう頭痛がしてきてしまいした。 普通、大学生ならこんな時間でも友達と盛り上がっているのかなあくらいで済むかもしれないのだけれど、彼にはその夢中になる友達ってのがあり得ない話。 さあてどうしたものか。 深夜の大学キャンパスに行ってもしようがないだろうし。 12時になったら警察に行くかと決心したと頃、その決心の5分後に玄関先がバタバタ。 悪びれもせずにバカ息子は帰宅したのでした。 家内も私も頭痛がひどく、怒りながらもわけを聞くと、「携帯の電池切れちゃって」 「電池切れちゃってじゃあないでしょう。いったい今頃まで何してたの」と収まらないのが家内。 「鉄研の会合が部室の閉まる10時になっても終わらなくて」、それで喫茶店に移動したと。 「大学にも、喫茶店に行く途中だって、それに喫茶店の中にも電話くらいあるでしょうが」 すると息子は黙り込む。 「また、鉄研に行って、一人でぼけーっとしてたの」と家内が追い打ちを掛ける。 「うううん、小田急のこととか京王のこととか話してて。楽しかったよ」 「ホント?」と私たち二人の怒りは一気にクールダウン。 「話しして楽しかったの?」と家内はどちらが発達障害かわからないようなオウム返し。 「まあ、先輩と話もできたし、今度から気をつけようね」 うーん、迫力のない親だこと。 かくして、息子の初めての朝帰りはおあずけとなりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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