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昨日は、二七日(ふたなのか)の区切りということで、レオと巡り会ったペットショップとレオが天国に旅立っって行った斎場に家族揃って行ってきました。
レオが人間社会での生活をスタートさせたペットショップはまだそのまま存在してはいました。が、営業は休止してしまっているようでした。 生後1ヶ月のレオは当時、兄弟と一緒に3匹でこのペットショップで同じゲージに入っていました。 息子が中学に入学したお祝いに犬を飼おうということでペットショップを手当たり次第回っていたのですが、なかなか意中のワンちゃんには巡り会えませんでした。 家内と息子はマルチーズがいいと言っていました。 実は当初、私はペットを飼うのは反対していました。 ただでさえ、娘と息子の2人の障害者の面倒を看るので大変なのに、それにペットの世話まで加わったらとてもやっていけないと思っていたからです。 それが、このペットショップに入った途端、レオの可愛さに釘付けになり家族全員一致で決めてしまいました。 息子と家内に促されてペットショップを回るうちに、私はセラピー犬として飼うのならまあいいかもと思うようになってきていたのでした。 実は、ペットを飼うことにしたのは、息子の中学入学祝いだったのに、購入代金は息子がずっと貯めてきた小遣いをはたいて出ているのです。 ちょうど、購入額に相当する額に達しておりその点からもレオはウチに来る運命だったのかもしれません。 結果的に、一度、自分のやりたいことを決めてしまうとなかなか方針変更が容易でないという発達障害者の弱みにつけ込むことになってしまったのですが。 そんな10年前の出来事を懐かしく話し合っていると、「レオの兄弟の他の2匹は何処で生きているんだろうね。会ってみたいね」と家内がつぶやきました。 息子も「何処で生きているんだろうね」と息子らしくおうむ返しをしました。 巡り会った頃の余韻を残しながら、次に、レオとお別れした斎場に向かいました。 木立に囲まれた小高い丘は、秋の訪れが早いようで、昨日は1日、秋晴れでポカポカ陽気だったのに、木立の間を通り抜けて来る風は思った以上に冷たく感じられました。 息子て家内と3人で、青空に向かって重ねるように「レオ~」と呼びました。 重度の精神障害を持つ娘が1人ニコリと私たちを見つめていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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