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【タイトルを変更いたしました】
膵腫瘍に関する検査結果を待つ間、まったくの平常心だと思っていたのですがどうやらそうでもなかったようでした。 煩悩の塊であることに気づき、嬉しさを噛み締めました。 やはり、人は煩悩にドップリ浸かっていなければいけません。 精密検査結果が判明するまでの最後の1週間は、少々身辺整理を始めてもいましたし、それになにより普段なら家内には決して面と向かっては言えないようなことを、シチュエーションに助けられたにしてもポロリと漏らしてしまったりもしていました。 ある日、家内と息子の3人で話をしながらテレビを見ていると、テレビドラマか何かの流れだったのでしょう、家内が息子に「男のくせにすべてを投げ打ってでも守り抜きたいと思うような彼女はいないの」言い放ちました。 息子にその言葉はタブーだろうと感じた矢先、当然、そのまま黙るだろうと思っていた息子が、「じゃあ、親父はそういう彼女いたの」と突然こちらに切り返してきたのです。 思わず「目の前にいるじゃん」と言ってしまいました。 目の前にいた家内はニコリと当然の如く頷くと息子も何事もなかったかのようにそうかと呟き、本人だけが気まずい雰囲気に呆然としてしまいました。 煩悩が人生に華を添えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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