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「妹にはいつも優しいのに、オレは優しくされた記憶がない」と息子がぽつりともらしました。
「妹は今でもせいぜい1歳レベルだから、いろいろと聞いてあげてやってあげないと可哀相だろう。おまえが小さい頃は妹の何倍もお前のことを可愛がっていたんだよ。子供が可愛くない親なんていないよ」と私。 そんな証拠を見せてあげようと、私たちの結婚式のビデオを見た流れで、息子の小さい頃の8ミリビデオをVHSビデオにダビングしたものをDVDに焼きがてら見せました。 すると、それはそれは、もう猫かわいがり。 最初は、私たちも20年ぶりに見るあまりの可愛さに「ほら、小さい頃のお前は滅茶苦茶可愛いだろう」とか言いながら盛り上がっていたのですが、ビデオの中味がすべて0歳児から1歳児の頃のものだった のであまり動きがなく、2本目に入ると流石に退屈になり私は寝てしまい、家内もいろいろとやることがあってその場を離れてしまったようでした。 後日、家内に確認したらあまりに退屈で一緒に見終えるまでの持続力は持ち合わせてはいなかったと言っていました。 8ミリビデオのまま保管されている息子の8ミリビデオはビデオカメラが壊れてしまっていて見ることができなくなっているので、家内には「業者に頼んで早くDVD化してね」としつこく言われていたのですが、「それはもう必要ないか」と。 そんな冗長なビデオを息子は一人で3本目の最後まで見終えて、幸いにも私たちに大切にされていたことを実感したようでした。 ビデオの内容は、私たちが日頃、娘に接しているようなものだったのですが、息子にはそれが心地よかったようです。 以来、息子の子供がえりが進んでいます。 小学校時代のアルバムを持ち出して何度もページを繰ってみたり、文集を読み返してみたり、今になってやっと情緒的なものが芽生えてきたのかもしれません。 時折、小学校時代をもう一度やり直したいと思っているかのような雰囲気を醸し出しています。 息子が初めて見せる憂いのある表情が遅ればせながらの成長を感じさせてはいるのですが (こだまでしょうか、いいえ、こどもです)。 遅ればせながらついでにゲゲゲの鬼太郎茶屋を添付。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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