浦島太郎のつれづれ日記

今日鎌倉に行ってきました。
二人で初めて歩いた町へ。
今日の鎌倉は人影は少く、思い出に浸るには十分過ぎて。
と書くと未だに胸の奥が熱くなるのです。

この歌が流行って何年も経ってはいたと思うのですが、家内と初めてのデートは鎌倉に行くことにしていました。
そして、この歌の二人が歩いた道を逆行して北鎌倉から鎌倉まで歩こうとあの時の私たちは決めていたのです。

が、結局、実現せず、そのせいで私たちは一度もデートらしいデートをすることなく結婚したのでした。
この歌の通りに歩いていたら、辿り着くのは縁切寺だったのです。

鎌倉は二人では行っていないのに私たちの思い出の地なのです。

といっても、今日は、そんな思い出に浸りに鎌倉にきたのではありません。
友人の癌封じの「お札」をいただきに鎌倉上行寺にお参りに来ました。

四半世紀に及ぶ仲間の一人があまりに超然と癌に向かい合っているのを見てみんなで何かできないかと考えたのですが、何をしても彼の落ち着き振りにかなうものはないということで。

仲間の一人が癌に効く「お札」をさがそうよと言い出しました。
みんなで癌に効く「お札」を探すことになりました。

私たちが求めていた「お札」は意外にも近くにありました。

上行寺は鎌倉駅から徒歩十数分のところにあります。

お参りをして「お札」をいただいてまいりました。
これをみんなで携えて、友人の容態を確認してお見舞いに行ってこようと思っています。