カテゴリ:亡国記
「亡国記」(北野慶著 現代書館 2015年)
今この小説を読み終えたばかりです。いきなりラジカルなタイトルで申し訳ありません。決して不安を煽るわけではないのですが、小説を読み終えたばかりで、まだホットですのでこういうことになりました。 2017年4月1日、午前7時10分、東南海で巨大地震が発生し、静岡県の原発が核爆発を起こし、そのため原発の近くにいた主人公大輝の妻の翠はほとんど即死状態で死亡する。大輝はそのニュースに接してすぐに娘の陽向(ひなた)と共に国外に脱出する行動に移す。この小説は主人公と娘が国外へ脱出し難民生活を送る苦難の物語である。 ここでは大輝と陽向が脱出する段階で、何を持ち出し、いかなる対応をしていったかを辿ってみたいと思う。でははじめよう! 大輝と陽向は京都に住んでいる。大輝は動物園に勤めている。陽向は小学2年生という設定である。
この小説ではわずかに遅れた陽向の友達の親子は下関で釜山行きフェリーに乗り遅れ、最終的には北朝鮮に連れて行かれることになっている。 もちろん事の成否は誰にも分からない。しかし、リスクを避けるためには迅速に行動し、人の動きをよく読んで行動しなければならない。 以降は次回の記事をお楽しみ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.10.16 09:55:43
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