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2018.06.23
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カテゴリ:第四紀学・地質学

 18日朝、大阪北部で起こったM6.1の地震は、交通機関をストップさせ、大量の帰宅難民を生んだ。

◎行きたくない国2カ国
 京都・奈良を訪問する外国人旅行者たちは、施設の整う大阪に宿泊する人たちが多い。慣れない異国で、地震の無い国から来た旅行社たちは、さぞかし恐ろしく、また心細い思いをしたであろう。これが、諸外国に日本に対する漠然とした不安感を広めないか、心配だ。
 それというのも、僕もその不安から旅行に行かない国があるからだ。
 南極大陸以外の世界6大陸(アフリカ、アジア、ヨーロッパ、オーストラリア、南北アメリカ大陸)を歩いた僕も、行こうと思わない国が2つある。
 スターリニスト中国、そしてトルコである。スターリニスト中国に行かない理由は、本ブログの読者ならお分かりだろう。

◎東西1000キロの長大な北アナトリア断層沿いに大地震頻発
 では、トルコは? この国は、実は地震が恐ろしい。
 東西に細長いトルコの北部を、串刺しするように東西に走る北アナトリア断層(North Anatolian Fault;地図)は、アメリカ西海岸を南北に縦断するサン・アンドレアス断層と共に、世界で最も活動的な断層だ、とされる。



 東西約1000キロにも達する北アナトリア断層は、ユーラシアプレートとアナトリアプレートに挟まれて、数年に1度と頻繁に大断層の一部が動いて大地震を起こしている。
 悪いことに、トルコ最大都市で観光都市でもあるイスタンブールはこの大断層のすぐ北に位置する。1999年8月17日には、近郊のイズミット付近でM7.4のイズミット地震を起こし(写真)、1万7000人もの死者が出ている。




◎観光大都市イスタンブールの地震は近い?
 次にイスタンブールに大地震が起きないのか、保証の限りで無い。掲載した地図を見ると、近い過去に北アナトリア断層沿いに起こった地震が、次第にイスタンブールに近づいていそうに見える。
 もし旅行中に、イスタンブールか近くでM7.5前後の地震が起こったら、大混乱になり、ぶじ帰って来られるか分からない。トルコも、意味不明なトルコ文字の国であり、アナウンスがあっても理解できない。
 それを思うと、少なくともイスタンブールで大地震が起こり(トルコ国民には申し訳ないが)、復興が進んだ直後でないと、怖くて行けないのである。

◎日本人がたくさん出かけているが
 トルコは親日国家であり(10年6月5日付日記:「120年前の和歌山県沖の大海難事故が育む日本とトルコの友好関係:エルトゥールル号」を参照)、観光資源も豊富だから、日本人がたくさん出かけている。僕の知人の女性も、あまり行かない海外旅行でご主人とトルコ旅行を楽しんでいる。
 しかしその人たちは、もしもイスタンブールやその他の観光地で地震が起こったら、と考えたことがないのだろうか。
 なおトルコは、明日24日に、大統領選と議会総選挙がある。強権エルドアンの独裁化に「ノー」を突きつけられるかどうかの最後の機会だ。この結果も、注目される。

昨年の今日の日記:イスラエル・ヨルダン旅行のため休載






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Last updated  2018.06.23 04:42:07



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