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2021.06.04
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カテゴリ:生物学

 過日、いつものようにフィットネスクラブでマシーンに向かって朝の運動をしていたら、備え付けのテレビで、千葉県柏市のビルや水田に大型の鳥が居着いていて、話題になっていると伝えていた。
 帰宅してググってみると、千葉県北西部の各地で目撃されているようだ。

​​
​◎越冬したサバンナの鳥​
 鳥は、ミナミジサイチョウという種で、南アフリカのサバンナに生息し、肉食性、絶滅危惧種だという(下の写真の上=動物園のケージ内のミナミジサイチョウ)。映像では、市民が撮影したらしいカエルやヘビを飲む姿が流れた(下の写真の中央と下)。







 2013年に南アフリカに行ったことがあるが、むろん視認できなかった。自然界でミナミジサイチョウを観られるのは、南アフリカでさえ希有なことに違いない。
 僕の住む所は千葉県北西部でも、都市化が進み、田などの採餌場がない。目撃は、期待できそうもない。
 大型で、長距離を飛ぶのは得意ではないという。とすれば、地球の反対側にある遠い南アフリカから飛んできたとは考えられず、おそらくペットとして飼育されていたものが逃げ出したものだろう。買い主も、おそらく非合法で入手したであろう絶滅危惧種を飼育していた後ろめたさから、捜索願いを出していないのだろう。
 昨年から目撃されているので、ミナミジサイチョウは越冬したことになる。​​

​◎食べ物には困らないだろうが、繁殖の可能性がなく、可哀想​
 柏市や野田市など目撃された地域には、まだ水田がたくさんあるから、ここでカエルやヘビ、ジネズミなどを採食する限りは、餌に困ることはない。
 ただ1羽だけなので、繁殖の可能性はない。それは、動物としていかにも可哀想である。
 生態系を乱すまでにはいかないだろうから、今のところ行政は静観のようだ。むしろ学校などでは、珍しい鳥のことが話題になり、教育的効果はあるのだろう。
 ただ、先日も個人の飼っていたアミメニシキヘビが逃げ出し、捕獲に大きな騒動になった。変温動物のヘビ類と違い、鳥類は恒温動物だから、餌があり、襲われる天敵さえいなければ、冬も生き延びられる。寒いには違いないだろうが。


​◎なぜ野生動物をペットに? 理解できない​
 動物は、棲んでいた所で生き死にすることが自然だ。それを何らかの手段で、生息地から運び出すのは、人間なら誘拐行為である。それが許されるのは、種の保存のためと教育効果の期待できる、公的動物園だけである。
 個人が野生動物をペットに飼うというのは、僕は理解できない。

昨年の今日の日記:「トランプ再選にほぼ赤信号、全米都市で燎原の火のように広がる抗議デモ・暴動・略奪」​






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Last updated  2021.06.04 05:53:32



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