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カテゴリ:登山
展望台兼休憩所で一休みの後、立ち上がって愕然とした。 持っていたスティックが無い! ◎休む前の撮影場所までまた坂を登って戻る 辺りを見回したが、パニックになっていたためか、見当たらない。うっかり木などに立てかけたまま忘れたとすれば、休む前の撮影場所だ(写真=ここで撮ったシロヤシオの花と遠くの中禅寺湖と奥白根山)。 ![]() 眼前には、上り坂がある。せっかく休憩したのに恨めしく思ったが、スティックが無ければ、これ以上進めない。地図を見ると、まだ登りも下りもある。これまで誰にも会わなかったから、できるだけ身軽に動こうとリュックとカメラをその場に置いて、道の両脇に目をやりながら、直前の撮影場所まで戻った。だが、そこにも無かった。 諦めるしかないのか。枯れ木の枝でも拾って、臨時のスティックにするしかないか、とガックリしながら元の休憩所に戻ると、なんという節穴か。スティックは休憩所の手前に転がっていた。 ◎パニックになり転がしておいたスティックが目に入らず 休憩所が見え、嬉しさのあまり、スティックを放り出して休憩所に登って、展望を楽しんだのだ。無いと分かった時は、パニックになっていたから、休憩所のすぐ先に転がしておいたスティックが目に入らなかったのだ。 展望台兼休憩所のすぐ先に、自動車道路が見えてきた。中禅寺湖スカイラインだ。 ◎スカイラインの先はまたも登り返し 遊歩道は、ここを突っ切って向かいの山に続く。せっかく下ったのに、また急な登り返しだ。半月山までもう少し、という思いがあるが、この登りがきつい。前日の疲労と道を迷って60度の斜面を登る羽目になった疲労、そしてスティックを探しに戻った疲れが、どっさりと肩にかかってきている。 途中、10人くらいのパーティー出会った。老若男女混じっていて、何かの訓練なのだろう。 標高差にして約130メートルを登り返した。この頃には疲労も激しく、足下がふらつかないように気を配る。 ◎高年女性に追い抜かれ 後からリュックを担ぎ、スティックを2本突いた、60歳代半ばという感じの1人の高年女性がやってきた。展望所兼休憩所では出会わなかったから、僕に追いついてきたのだ。「お先にどうぞ」と道を譲ると、女性は会釈を返して先を歩いた。 女性に付いていこうと思ったのも束の間で、少しずつ距離を離され、しまいには見えなくなった。 ◎狸山に着く 途中、中禅寺湖を観たり(下の写真の上=左にトウゴクミツバツツジ、右に中禅寺湖スカイラインが見える)、シロヤシオ(下の写真の中央)やトウゴクミツバツツジの花が、癒やしを与えてくれる。トウゴクミツバツツジは、葉はまだほとんど開いていない(下の写真の下)。 ![]() ![]() ![]() やがて狭い小山頂に着く。狸山(むじなやま)、標高1622メートルだ(写真)。傍らに、消防無線基地局の鉄塔が立つ。 ![]() 昨年の今日の日記:「銅はどこまで騰がるのか、急増するグリーン需要をまかなえるのか?」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202106100000/
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Last updated
2022.06.10 05:30:39
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