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2023.09.18
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カテゴリ:登山


 あまり高い山には登ったことがない。3000メートル級の高峰では、日本では乗鞍岳と木曽駒ヶ岳(こちらは2956メートル)、アメリカではコロラド州のロッキーマウンテン国立公園の山だが、どこの山だったか覚えていない。

​◎3000メートル級の山に登ったとはとても言えないレベル​
 ただし胸を張って高峰を登ったなど、とても言えない。乗鞍岳と木曽駒ヶ岳は、前者は標高2700メートルの畳平までバスで行き、そこから登っただけだし、後者もバスとロープウエーで千畳敷まで行き、そこからの標高差300メートルを登っただけだ。
​ ロッキーマウンテン国立公園も、車社会のアメリカの国立公園なので、かなりの高さまで車で行ける。だいぶ昔のことなので、記憶が薄れているが、たぶんトレイルリッジ・ロード(写真)のどこかで車を降り、そこからロングスピーク(標高4345メートル)を目指したのだろうと思う。



 ただ、登山の用意はしていなかったから足下はスニーカーで、スティックも持たない。途中から雪が深くなり、しかも高山で息が切れたから、ピークまで行かずに引き返した。息が切れたことから、たぶん富士山頂程度の高さまで行ったのだろうが、出発点にしたところで、それに近い標高はあっただろうから、3000メートルの山を登ったとはとうてい言えそうもない。

​◎たかだか1154メートルの峠に到達するまでに​
​​ しかし真に身体に応えたのは、ニュージーランド、ミルフォード・トラックの3泊4日のトレッキングで(下の写真の上=木生シダとナンキョクブナの原生林の中のトラック)、第3日、雨のマッキノンパス(標高1154メートル;下の写真の下=マッキノンパスの記念碑)を登った時だ。ニュージーランドの真夏だったが、さすがに最南部の(それだけ南極に近い)、しかも雨中である。疲れても休めばびしょ濡れに近い体は、すぐ冷えてくる。同行の士と励まし合いながら、休憩できるパスハット(峠小屋)に転がり込むように入った時は心底バテていた。




 そこで温風ヒーターで体を温め、手製のサンドイッチを食べ、1時間ほど休んで、やっと下山できた。パスハットで休憩できなければ、僕はヘリコプターの救援を頼んだかもしれない。
 たどり着いたその日の宿泊地クインティン・ロッジまで標高差約900メートルの下りと出発地ポンポローナ・ロッジからの上り標高差約750メートルは、わが生涯で最大の標高差だった。

​◎心にしみいった渓谷とピークの美​
​ その苦労も、翌日最終日の快晴のトレッキングで癒やされた。どこまでも清澄なアーサー川を渡りながら蒼天に仰いだ白いピークは、渓谷と共に僕の心に深くしみこんだ(写真)。これほど美しい光景を見たことはない、とさえ思った。



 小さな滝だが、深山渓谷の中に流れ落ちるマッケイ滝も、心に刻まれた(写真)。


 もし武漢肺炎が下火になり、体力的にまた行けそうだと確信できたら、ミルフォード・トラックはもう1度、挑戦したいトレッキング、と今でも思っている。ただ、1度入域したら、一切の交通機関はないので、すべて自分の脚で歩き切る気力と体力が要るのだが。

昨年の今日の日記:「プーチン、習近平にすり寄るも、習近平に適当にあしらわれる=敗者の悲哀」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202209180000/​






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Last updated  2023.09.18 04:48:08



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