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2006年09月08日
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カテゴリ:農業
みなさんの温かいコメントを読んで、ふつふつとやる気が沸いてきました!

。。。私、本当に単純な性格なんです。

ご心配をおかけして申し訳ありませんでしたm(_ _)m

私らしいブログ、、、そうですよね!

中立、公正にばかりこだわって、主婦の視点がなくなってしまったり、学者の論文のようになってしまっては意味がないのですよね。

いたらないところがあっても、「1人の主婦が何をもとに、どう考え、どう選択・実践しているのか」を伝えることが大切なのだと気づかせていただきました。

これからは、みなさんのおっしゃるように、やる気と体力、家庭のバランスを取りながら、もっとゆったりと??がんばろう、と思います♪

疲れを感じたら、気分転換に、また「日記」を書いたり、悩みがあったらこの場でみなさんに相談させてください。

どうぞよろしくお願いします(*^_^*)


それにしても、話したいことはまだまだたくさん。

エネルギーのこと、個々の食材のこと、衣料、医療、出産関係、介護、教育、防災、、、

まずは、最近メールで頂いた質問へお答えしようと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

永田(ながた)農法は、永田照喜治氏(1926年生)が創始したのでそう呼ばれています。

永田(えいでん)だと思い、持続性の高い農法だと勘違いする人もいるようです。

(持続性が低い農法というわけでもないのですが。。。)

私が初めて知ったのも、有機農法を紹介していた雑誌の中でだったので、うっかり自然農法の1つかと、誤解しそうになりました。


永田農法は、「断食農法」「スパルタ農法」「緑健農法」「ルーツ農法」と呼ばれることもあります。

なぜなら、必要最小限の水と肥料しか与えないこと、根を大切にすることを特色にしているからです。

「祖先を意味するルーツ」、「野菜の根」そして「農業の根本を考える」この3つのルーツ=根を大切にすることが、基本理念です。

野菜の栽培は、なるべく、原産地の気候条件を再現して栽培するようにします。

例えば、トマトは、ハウス内に石交じりの土を用意しマルチを敷き、乾燥気味の中で栽培します。

野菜が飢餓状態になることで、植物が本来持っている力を最大限引き出すことができ、おいしい野菜ができるのだそうです。

永田農法では、植物が枯れる手前で、必要最小限の液肥(化学肥料)を与えます。

そのため、硝酸塩濃度は非常に低く、栄養価は高く(トマトで、糖度が3倍、ビタミンが10倍)、アクの少ない野菜ができるのだそうです。

詳しくは→りょくけん ルーツ農法 
       おいしさのつくり方
       食は土にあり―永田農法の原点

          

さて、、、

永田農法はお勧めできますか?という内容のメールだったのですが。。。

いくつかの点で、よく考える必要があると思います。


1.液肥(化学肥料)の使用について

永田農法で使用される液肥は、リン・窒素・カリしか入っていません。

人間で言えば、食事で足りない栄養素を、サプリメントで補っているようなものです。

人工のものを与えることで、植物本来の力を奪っていないのか?

純度の高い液肥を与えることで、土の中の他のミネラルバランスが崩れ、植物体内に吸収される栄養にも偏りができてしまうのではないか?

本当に、液肥は必要なのか?

液肥がないと枯れてしまう植物の生命力というのは、もともと弱いのではないか?

そんな疑問が頭をよぎりました。

自然農法は、このサプリメントさえ利用しません。


2.ビニールハウスとマルチの使用について

環境と農を切り離して考えることができない時代になっています。

ビニールハウスやマルチでも、生分解性のもの、石油製品でないもの、再利用できるものなど、今では選択することができます。

しかし、自然農法では必要のない、これらの資材の分、どうしてもコストがかかってしまい、価格にも響きます。

だからといって、石油製品を使用すると、その破棄の問題が出てきます。


3.農薬について

永田農法は、結果的無農薬をうたっています。

植物本来の力を引き出すことで、農薬を使わずにすむそうですが、、、

実際は、無農薬でないことが多いようです。

永田農法=無農薬だとは思わないように、、、

中には、永田農法だと謳えば購入してもらえると思って、単なる減農薬・減化学肥料栽培でも、永田農法だと言っているものもあります。

また、永田農法では、使用する農薬の種類を限定していないようです。

こだわる方は、購入前には確認をする必要があります。


4.持続可能性について

永田農法では、ビニールハウス、マルチ、液肥を使用することが前提です。

食料自給率の話に出てきたように、全ての輸入がストップした時、、、この農法は続けることができるのでしょうか?

また、環境に与える影響を考えた時、使い捨ての資材を前提とする農法は支持できるでしょうか?


5.人為的ミスについて

高純度の液肥を使用していても、土壌の残留窒素濃度の計測などをしっかり行い、緻密な計算に基づいて液肥が最小限使用されているのならば、硝酸塩の問題を気にする方でも、非常に有効な農法だと思います。

しかし、計測がされていない農地で、経験不足の栽培者が、少し欲をだして液肥を多めに使用してしまったら、、、

見栄えも生育も非常に良い作物はできるでしょうが、有機農法や自然農法と比較して、肥料が植物に与える影響は非常に大きくなります。

もちろん、希釈倍数を間違えて散布されれば、硝酸塩濃度も高くなります。


6.農家の立場から、、、

管理の必要性の高い農法なので、慣行農法や自然農法と比較すると、農家の労力は増えると思います。


今回の質問は、私が、農法を検討する時に、どのような角度から考えているか、、、

それをお伝えするよい機会だと思いました。

永田農法は、慣行農法に代わるには自然農法より非常に論理的??で理解されやすいのだと思います。

また、味も非常においしいそうなので、味にこだわる方は、試してから考えてみるのも良いかもしれません。

永田農法の理論に基づいて、無施肥・無農薬にこだわった農産物なら、安全なのですけれどね!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

明日もメールの質問への回答をする予定です。

回答が終わったら、報告がのびのびになっているあの話題について、、、

その後に、農薬の話に移ります!





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最終更新日  2006年09月08日 23時18分59秒
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