コストについて、考える。
お金を生み出す事が,経済の発展であると考えた時、製品=お金となる。しかし、現代はサービスもお金になる。ここで、考えなければいけない事は、投下労働に対する、価値である。誰もが使うようなものは、本来安くなくてはいけない。例えば、手作業で行う物は、大量生産には、適わない。だが、それ自体に価値があると認められたものには、それに見合う価格が付けられる事になる。物の価値とか価格とかは、一体誰が決めるのだろうかと思う。自給自足や物々交換なら簡単に理解できるが、流通が入ってくると、中間マージンが発生する。また、流通コストも掛かることになる。一人の人間が、一日働いて、幾らになるだろうか。また生活してゆくのに、幾ら掛かるだろう。160000円稼ぐのに、時給800円で、8時間労働して、25日で、16万になるが、これでは、生活保護と同じである。中には、とてつもなく稼ぐ人もいる。この差は、一体何なんだろうと思うのである。時間とお金の組織化である、という事になる。需要と供給のバランスである。また、自分の付いた職業にもよる。ここで、時間とお金についての、バランスを考えてみる。例えば、実働と就労時間である。就労8時間で、実働7時間として、日当が10000円だとして、残業手当は、幾らになるか。雇用者は、実働7時間で、1時間損をしていると思う。就労者は、就労8時間で、1時間損をしていると思う。お互い、損をしていると思うのである。そこで、残業時間は割り増しなのである。つまり、雇用者は7時間で10000円と思う。就労者は、8時間で、10000円なのである。若し、実働で残業手当を計算すれば、時間コストは高くなるが、就労時間で、残業手当を出せば、低くなると言うわけである。ここで、考え方を変えて、雇用者は就労時間で安く働いてもらっていると考え、就労者は実働時間が短いから、高く働かせてもらっていると考えれば、効率は上がるのである。トータルコストやランニングコストを考えて、経営は行うものである。即ち、改善である。