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テーマ:山登りは楽しい(12211)
カテゴリ:山歩き
ゴールデンウィーク中、東北、九州、北アルプス、痛ましい事故が続いています。
石川県でも、白山では砂防新道で滑落事故、金沢の医王山で岩場の鎖場「蟹の横ばい」で転落事故、そして今朝の朝刊は笈ケ岳で行方不明事故を伝えていました。 白山の事故は甚之助ヒュッテから南竜ケ馬場分岐へいたる雪の急斜面で発生しました。 200メートルの標高差の上部の傾斜はかなり急、朝のうちは雪が固くしまり、足場の確保が難しいという箇所です。 山慣れした人にはどうということも無いのですが、最近は足腰、バランス感覚も衰え気味(失礼)な登山者も多いですし、中には長靴であったり、ピッケルなどの装備も不満足な登山者も多く、心配していたところです。 登山道は雪の下、ルートを自分で確認せずに他人の足跡をたどるだけという登山者も多く、間違った足跡をたどる登山者に「違うよ」と大声で叫んでも、知らぬ顔で歩き続け、結局、崖に突き当たってあわてて戻ってくるウッカリ者も。 今回は軽い怪我ですみましたが、いつか大事故が起きるのではと心配です。 医王山は1000mに満たない金沢市郊外の山で、自動車道が無残にも山頂近くを通っているのですが、一歩、中に入り込めば、沢あり谷あり岩場ありの山歩きのエキスを楽しめる山です。事故が起きたのは三蛇の滝という医王山中の名瀑の上部、岩場の絶壁を鎖につながってトラバースする蟹の横ばい。以前には転落死亡事故もあったのですが、鎖を張ってからは事故は聞いていないのですが。 笈ケ岳は白山北部、深田久弥が日本100名山に載せようか迷った山ということで、毎年、かなりの登山者が訪れます。登山道が無いので、藪をおさえてくれる、雪の残ったこの時期がシーズン。道を誤って転落ということも良くあります。 自分の力を過信しないことが一番ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.06 08:08:57
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