カテゴリ:6月の誕生花
晩春から夏に、まっすぐ伸びた茎についたビロード状の毛におおわれた灰緑色の大きな葉のわきに、紫色のおしべとめしべを突き出した淡いピンクの小さな五弁花が朝開いて、夕方閉じます。 6月23日の誕生花は、のどを守る粘液のハーブ、マシュマロウ。 花の名は、英名のmarsh mallowからで、marsh(湿地)とmallow(ゼニアオイ科の植物の総称)で湿り気がある土地を好むことから名づけられました。 別名のウスベニタチアオイ(薄紅立葵)は、立ち姿がタチアオイ(立葵)に似ていて、薄紅色の花を咲かせることからつけられています。 マシュマロウは古代ギリシャ時代から薬用とされ、太い根は粘液を多く含み、粘液は口内炎や気管支炎などの炎症をやわらげ、筋肉痛や捻挫痛に軟膏として用いて痛みを鎮めます。 花言葉「慈悲」は、葉や根に含まれる粘液が空咳やのどの痛み、消化管などの炎症から守ってくれることからつけられたのでしょう。 花言葉「恵み」は、かつてお菓子のマシュマロが根を原材料にして作られ、若葉や花がサラダやティー、ポプリ、浴用などに利用できることからきているのでしょう。 鉢植えのマシュマロウの花は花弁と花弁が離れていて、ハーブ園の花とは別の花のように見えますが、葉はどちらも別名のビロードアオイのように、手触りがビロードのようです。 アオイ科ゼニアオイ属、耐寒性多年草、原産地:ヨーロッパ、中央アジア マシュマロウの花言葉:恵み、恩恵、優しさ、慈悲。 マシュマロウの誕生花:6月23日 流通時期:ポット苗を春に見かけます。
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Last updated
2014.06.23 11:13:31
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