カテゴリ:12月の誕生花
晩秋から冬に、枝先に細かい毛が生えた褐色のつぼみがたくさんついて、やさしい香りのする黄白色の5弁花が房になって咲き、初夏に淡いオレンジ色に熟した実が鈴なりになります。 12月9日の誕生花は、冬に咲く花が実らせる初夏のほんのり甘い実、ビワ(枇杷)。 花(木)の名は、漢名の枇杷の音読みで、果実の形が楽器の琵琶に似ていることから名づけられました。 ビワの木はお釈迦さまの経典、大般涅槃経(だいはつねはんぎょう)の中で、花や葉、果実に、様々な薬効があり、大薬王樹と呼ばれているそうです。
花言葉「治癒」は、古くから葉が民間療法として用いられてきたことからつけられたのでしょう。 花言葉「あなたに打ち明ける」「密かな告白」は、パッと目につくオレンジ色の実に対して、房になって咲いても目立たない小さな花の印象からつけられたのでしょうか。
ビワは鳥が花粉を運ぶ鳥媒花で、お隣のビワの高木にメジロがときどき花の蜜を吸いに訪れます。 古くからあるご近所の家の庭や畑の片隅に植えられたビワは、昔は葉が薬用に使われ、実も貴重なおやつだったのでしょうが、今は食べられることもなく鳥が食べています。 初夏になると青果コーナーに並ぶ、ふっくらとしたオレンジ色のビワは、摘房や摘果をし、袋かけをして、大きくきれいな果実になるようにしているそうです。 バラ科ビワ属、半耐寒性常緑高木、原産地:中国 ビワ(枇杷)の花言葉:温和、治癒、あなたに打ち明ける、密かな告白。 ビワ(枇杷)の誕生花:1月25日、6月27日、12月9日、12月20日 流通時期:苗木を秋~春に見かけます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.12.09 10:30:09
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