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弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」

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2020.10.13
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カテゴリ:誕生花のない花
秋に、まっすぐ伸びた茎先や菱状の葉のわきに出した花穂に、黄緑色の花弁のない小さな花が5本のおしべを突き出して固まって咲き、花後に5枚のガク(萼)が閉じて実を包みます。

誕生花のない花は、古い時代にインドから中国経由で渡来した薬草、アカザ(藜、阿加佐、赤座)。

花の名は、中心が鮮やかな赤色の葉を、仏様の座る台座に見立てて赤座と名づけられました。
阿加佐は万葉仮名の表記で、藜は漢名を表記したものです。

アカザの学名Chenopodium album var. centrorubrumは、属名のChenopodiumが ギリシャ語のchen(ガチョウ)とpodion(小さい足)で、葉の形に由来しています。

アカザはシロザ(学名Chenopodium album)の変異種で、シロザの種小名album(白い)とアカザの変種名(var.)のcentrorubrum(中心が赤い)は若葉の中心の色からつけられています。

 

花言葉「恥じらい」は、恥ずかしさで顔を赤らめたように、若い葉の中心がきれいな紅紫色の粉状の微細な粒におおわれていることからきているのでしょう。

アカザは台風がもたらした雨の中では紅紫色の花穂を垂らしていましたが、晴れると次々と花が開いて、花穂が黄緑色になり、赤い葉は見られなくなりました。

 

アカザの杖は昔の中国で仙人が作ったとされ、大きく伸びたアカザのまっすぐな茎で作った杖は驚くほど軽くて丈夫なことから、松尾芭蕉も使ったといわれています。

鉢植えのアカザは晩夏にのんびり芽を出したので、秋に大急ぎで花を咲かせようとひょろりとして、杖にはなりそうにはありません。

アカザ科アカザ属、一年草、原産地:インド、中国
別名:レイチ

アカザ(藜、阿加佐、赤座)の花言葉:恥じらい。

アカザ(藜、阿加佐、赤座)の誕生花:―

流通時期:―

季節の花
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Last updated  2020.10.13 10:30:06
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