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弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」

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2023.08.14
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カテゴリ:誕生花のない花
夏から初秋に、茎先や先がとがって縁にギザギザ(鋸歯)のある葉のわきから出した細長い花穂(穂状花序)に、淡い紅色の小さな唇形花が次々と咲きます。

8月14日の誕生花は、苦味健胃の薬効のある薬草、ニガクサ(苦草)。

花の名は、草が苦いということですが、茎や葉に苦味がなく由来は不明とのことです。

唇形花は深く2つに裂けた上唇から4本のおしべとめしべを突き出し、3つに裂けた下唇の中央裂片が大きく垂れ下がっています。

 

花言葉「愛嬌」は、下唇の花弁の1枚だけが舌状に大きく、上唇のおしべやめしべが不釣り合いに長く突き出したユーモアのある花姿からつけられています。

花言葉「厳しい愛」は、花の名前と、茎葉を煎じたものが苦くて飲みにくくても、健胃や腹痛、風邪に効く薬草であることからきているのでしょうか。

 

ニガクサは何年か前までガマの生えている湿地の縁の土手の上に群生していましたが、湿地が埋め立てられ見かけなくなりました。

少し離れた道路沿いに生えていた幾株かは抜かれることもなく、今年も交互に対生して十文字となった葉の上に、次々と咲かせる花を買い物の行き帰りに眺めています。

シソ科ニガクサ属、耐寒性多年草、原産地:日本、朝鮮半島、中国
別名:イヌチョロギ

ニガクサ(苦草)の花言葉:愛嬌、厳しい愛、淡白。

ニガクサ(苦草)の誕生花:8月14日、8月16日、8月30日

流通時期:―

ホトトギス

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Last updated  2023.08.14 10:30:09
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