カテゴリ:誕生花のない花
晩夏から初秋に、先が少し垂れ下がった細長い葉の間から細く伸びた花茎に、ガク(萼)の先が6つに裂けた花弁のない白い小さな花が下向きに咲きます。
誕生花のない花は、ヤブラン(薮蘭)より大柄な草姿、ノシラン(熨斗蘭)。 花の名は、花茎が扁平で熨されたような形をしているからという説や、細長く縦の節目が目立つ葉の形が進物や縁起物に添える熨斗に似ていることからという説などがあります。 学名のOphiopogon jaburanは、属名が和名を直訳したギリシャ語のophio(蛇)とpogon(髭)から、種小名jaburan(ヤブランのような)は草姿がヤブランに似ていることからきています。 花言葉「ひっそり」は、木陰などで生い茂った濃い緑の細長い葉の間に浮かび上がるようにして穂状に咲く白い小さな花の様子からつけられたのでしょう。 庭のノシランは錆びて倒れた藤棚を片付けたら日当たりがよくなったためか、果皮が剥がれ落ちて緑色のつやのある楕円形のタネが剝き出しになったまま、立春を過ぎてもまだ熟していません。 山道の木陰の叢生するノシランを見ると、花茎がびっしりついたタネの重みで倒れたようで、光沢のある濃青色に熟したタネが葉の下にひっそりと隠れていました。 キジカクシ科(ユリ科)ジャノヒゲ属、耐寒性常緑多年草、原産地:日本、東アジア ノシラン(熨斗蘭)の花言葉:ひっそり。 ノシラン(熨斗蘭)の誕生花:― 流通時期:ポット苗を春~秋に見かけます。 園芸ネット プラス、おぎはら植物園、植木組合、トオヤマグリーン、ガーデンショップさんぽ道 、エクステリアのキロ楽天市場支店、Garden Shop OHANAさんにあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.02.10 10:30:06
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