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カテゴリ:舞台芸術
ボリショイバレエ団の「スペードの女王」を観た。図書館で借りたDVDである。原作はプーシキン、音楽はチャイコフスキーの「悲愴」が用いられている。振り付けがローラン・プティで伝統的バレエの技法だけに留まらず斬新な動きもたくさん取り入れられていて非常にすばらしかった。
主役のゲルマン役を踊るニコライ・ツィスカリーゼが超すばらしい踊りを見せていて目を見張った。このバレエダンサーは一見して体が大柄であり、全身の筋肉が発達していて特に大臀筋と太ももがはちきれんばかりにたくましいが全体として均整が取れている。最初から最後まで全身真っ白の衣装で踊る。たくましく力強く何と言っても重量感があり、存在感が際だっていた。足も手も長いため、どの動きもダイナミックで華麗に見える。 ゲルマンはギャンブルにとりつかれ、身を落としていくのだが、伯爵夫人(イルゼ・リエパ)と二人のパドドウがこの上なくすごく緊迫した雰囲気を漂わせていた。ダンスというより心理劇のように二人の心の動きがよく伝わってきた。このイルゼ・リエバが巾の広い表現力を見せ、単に体がしなやかとか美しいという以上に凄みのあるバレエを見せていた。 ニコライ・ツィスカリーゼ ゲルマンと伯爵夫人の絡み
さらに群舞も大変見事で、コスチュームの彩りも洗練されていて見飽きなかった。また舞台装置は登場したダンサーが装置を持って出てステージで踊り、また持って退場するというものでシンプルかつグッドアイデアだった。 やはりボリショイバレエは圧倒的にすごい。 原作: プーシキン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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